エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.639

これで全てが分かる。CORSAIR「Obsidian 500D」徹底解説

2018.02.27 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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CORSAIR「500D」の内部構造チェック

外装周りを一通り見たところで、内部構造をチェックしていこう。「500D」は両サイドに強化ガラスが採用され、後方に蝶番がある。開閉機構はメンテナンス時の利便性はもとより、本稿内部セッションにおける、各部チェックの際にも非常に重宝した。”作りっぱなし”では飽き足らない、熱心な自作派ならきっと共感して頂けるはずだ。

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開閉機構は便利だが、強化ガラスに傷をつけてはいけない。ここはおとなしく取り外し、検証が終わるまで大切に保管しておく事にした

CORSAIR「500D」の”Direct Aieflow Path”

外観を見る限り、どちらかと言えば高冷却志向の設計とは言い難い「500D」。フラットデザインを優先した事によるトレードオフは致し方ないが、”Direct Aieflow Path”を掲げ、冷却能力もアピールされている。ここでは標準搭載ファンおよび、増設可能ファンスペースの全てを細かく解説していく。

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500d_56_1024x768 「500D」のエアフローレイアウト。”Direct Aieflow Path”を謳い、筐体内部すみずみに風が行き渡るように最適化されている。なお密閉に見えつつ、フロントパネルとシャーシまで実測約28mmの隙間が設けられている。外気を取り込むには十分のスペースと言えそう

外気を取り入れるフロントファンとトレー形状の専用ファンマウント

フロントパネル裏手のシャーシ面には、標準で120mm口径ファンが1基搭載されている。なおこのスペースには、120mm口径なら最大3基、140mm口径なら最大2基まで搭載が可能。ラジエターは120/240/280/360mmサイズが搭載できるようになっている。

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詳細スペックは開示されていないが、インペラ数9枚の25mm厚モデルで、コネクタは3pin仕様。実際に回転させたところ、動作音は静かだった

なお「500D」の冷却ファン搭載方法には、ちょっとした仕掛けが用意されている。通常シャーシ面には口径に合うネジ穴があり、テーパーネジ等で固定するのが一般的だ。しかしこのモデルには、着脱できるトレー形状の専用ファンマウントが装備されている。ハンドスクリューで固定されたトレーを取り出し、冷却ファンをネジ留め。これを元に戻せば、本体への冷却ファン増設は完了する。

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ハンドスクリュー2本で固定されている、トレー形状の専用ファンマウント。狭い場所での作業よりもずいぶんと効率がよく、ラジエターの搭載も楽にできるだろう。なお140mm口径ファン固定用のスリットも確認できる

トップファン増設スペース

もちろんトップパネル面にも冷却ファンが搭載できる。オプション扱いながら、120mm口径または140mm口径ファンが最大2基まで搭載可能。ラジエターは120/240/280mmサイズが搭載できるように設計されている。
 なお固定方法はフロントパネル裏手同様。トレー形状の専用ファンマウントを備え、冷却ファンまたはラジエターの搭載作業を容易に行う事ができる。

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500d_46_1024x768 内部からトップパネル面を見上げると、三角形パターンの通気孔が確認できる。この面にトレー形状の専用ファンマウントを介し、120/140mm口径ファン2基、または120/240/280mmサイズラジエターが搭載できる

常時排気を担当するリアファン

筐体内部の熱を常時排出。”Direct Aieflow Path”を作り上げる重要なポジションにあるのが、リア部に標準装備される120mm口径ファンだ。フロント標準搭載ファン同様の3pin仕様で、インペラ数は9枚。静音性も確保されている。なおラジエターは120mmサイズが搭載可能。最もベーシックな簡易水冷マウント時には、このスペースを利用する。

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グレー&ブラックの見慣れたCORSAIRカラーが特徴の標準120mm口径ファン。ネジ穴は搭載ポジションが調整できるスリットタイプで、ストロークは実測約35mm
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