エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.637

「Vega」内蔵の最新APU「Ryzen 2000G」シリーズ、期待のグラフィックス性能をチェック

2018.02.17 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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画像中心の「ファーストインプレッション」、ZenコアのCPU性能をチェックする「CPU編」の2回にわたり、レビューをお届けしてきたAMDの新APU「Ryzen 2000G」シリーズ。 ラストとなる今回は期待のグラフィックス性能を各種ベンチマークテストで徹底検証。最新世代のGPUを統合し、内蔵グラフィックスでは最高峰を謳う、その実力を明らかにする。
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AMD「Ryzen 5 2400G」市場想定売価税抜19,800円(2018年2月13日発売)製品情報(AMD
AMD「Ryzen 3 2200G」市場想定売価税抜12,800円(2018年2月13日発売)製品情報(AMD

AMDの最新グラフィックスコア「Vega」を内蔵

AMDの最新グラフィックス「Vega」アーキテクチャのGPUを統合したRyzen 2000Gシリーズ。ビデオメモリはメインメモリの一部を共有するため、最大の特徴である広帯域メモリ「HBM2」(High bandwidth Memory 2)は残念ながら利用できない。一方、演算ユニットは、16bitの浮動小数点と整数の異なる精度の演算を組み合わせて実行できる「Rapid Packed Math」に対応。さらに多機能かつ高性能な「Primitive Shader」や、「Polaris」世代から性能を向上させた「Next-Generation Geometry Engine」(NCG)を搭載する「Next-Generation Compute Unit」(NCU)を採用する。

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Ryzen 2000Gシリーズの内蔵グラフィックスでは、Radeon RX Vegaシリーズと同じ「Next-Generation Compute Unit」を採用する

ただし、NCU数は下位モデルRyzen 3 2200Gの「Radeon Vega 8 Graphics」では8基(SP数512基)、上位モデルRyzen 5 2400Gの「Radeon Vega 11 Graphics」でも11基(704基)にとどまり、Radeon RX Vegaシリーズから大幅に削減されている。アーキテクチャの世代が異なるため完全に同じではないが、グラフィックスコアの規模としてはCompute Unit数8基、SP数512基のRadeon RX 550とほぼ同等か、若干大きい程度と考えて良さそうだ。

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「Radeon Vega 11 Graphics」のブロックダイアグラム図。なお「Radeon Vega 8 Graphics」ではNCUが8基に削減されている

主なスペックはRadeon Vega 8 Graphicsが、最大クロック1,100MHz、演算性能は単精度(32bit)浮動小数点が1.126TFLOPS、半精度(16bit)浮動小数点が2.252TFLOPS。Radeon Vega 11 Graphicsが、最大クロック1,250MHz、演算性能は単精度浮動小数点が1.76TFLOPS、半精度浮動小数点が3.52TFLOPS。垂直同期技術はAMD FreeSyncに対応し、H.265/H.264のビデオエンコーダーと、MPEG2/VC1/VP9/H.264/HEVC/JPEGのビデオデコーダー機能を搭載する。

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