エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.596

侮れない簡易水冷のエントリーモデル。Cooler Master「MasterLiquid Lite 120」を試す

2017.09.10 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕/池西 樹(テストセッション)

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Cooler Master「MasterLiquid Lite 120」外観チェック

パッケージから製品を取り出し、Cooler Master「MasterLiquid Lite 120」の外観をチェックしてみよう。オールインワン型水冷ユニットはポンプ一体型ウォーターブロックと冷却ファンが搭載されたラジエターで構成。両者は出荷時よりウォーターチューブで接続され、クーラント液も注入済み。メンテナンスフリーで製品保証は2年間となっている。

120mmサイズのアルミニウム製ラジエター

黒く塗装されたラジエターは120mmサイズ。素材はアルミニウム製で、フィンはクーラント液の通路を境につづら折に13列が並ぶ。なお外形寸法は157×119.6×27mとされる。

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120mm口径ファンを搭載する事から、通称「120mmサイズラジエター」。実際には両サイドのタンク部が張り出しているため、搭載スペースは広めに確保したい
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側面には「Warranty void when removed」と書かれたラベルが貼り付けられている。メンテナンスフリーのオールインワン型水冷ユニットだけに、拡張は考慮されていない

「デュアルチャンバーヘッド」採用ウォーターブロック

ポンプ一体型ウォーターブロックには、独自機構が採用されている。「デュアルチャンバーヘッド」と称された仕掛けはこうだ。
 ヘッド内部は2層構造とし、クーラント液は冷たい層と熱い層に分かれる仕組み。両者を切り分ける設計により、冷却性能の向上だけでなく、ポンプの長寿命化にも貢献するとされている。この独自機構は冷却パフォーマンスにどれほどの効果があるのだろうか。なおCPUに接触する受熱ベースプレートは、熱伝導率の高い銅製が採用されている。

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中央部にあしらわれたCooler Masterロゴは、動作時にホワイト色に発光。強化ガラス製サイドパネル越しに、イルミネーションを楽しむ事ができる
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8本のネジで固定された銅製受熱プレート。サイズは実測で約50×60mm(最大部)だった
mll_33_640x480 内部2層構造の「デュアルチャンバーヘッド」。冷却されたクーラント液と温められたクーラント液は二手に分かれ、互いが極力干渉しない設計思想。ポンプの平均故障時間は70,000時間で、動作音は僅か8dBA。定格電圧12Vで給電には3pinコネクタを接続する必要がある

FEP(フッ素樹脂)素材採用のウォーターチューブ

ラジエターとウォーターブロックを結ぶウォーターチューブには耐久性を考慮したFEP(フッ素樹脂)素材が採用されている。太さは実測で約10mmで、長さは実測で約300mmといったところ。接合部分は熱収縮チューブで処理されている。

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一般的なゴム製よりも柔軟性は劣るものの、高耐久素材を選択したウォーターチューブ。ちなみに兄弟モデル「MasterLiquid 120/240」はスリーブ仕様

冷却ファンは9枚羽仕様の120mm口径「MasterFan 120 AirBalance」

ラジエターの冷却には、120mm口径ファン「MasterFan 120 AirBalance」1基が標準で装備される。4pinコネクタのPWM制御に対応し、システムの温度状況に応じて回転数を自動で可変。回転数は650~2,000rpm±10%で、騒音値は6~30dBA。独自技術「Silent Driver IC」を採用し、静音性の高さを特徴とする。なお風量は最大66.7CFM±10%で、静圧は最大2.34mmH2O±10%。

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中央には「MasterFan 120 AB」のラベル。ハーフスケルトンタイプのインペラは25mm厚としては珍しい9枚で、ケーブルはスリーブ仕様。スタンダードなオールインワン型水冷ユニットとあって、LED発光ギミックの採用は見送られている
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