エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.595

これぞASRockの真骨頂。コスパ最高のRyzen Threadripperマザーボード「X399 Taichi」

2017.09.04 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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2017年8月10日、Intel Core Xシリーズ対抗となるハイエンド向けCPU AMD「Ryzen Threadripper」が遂にデビューした。圧倒的なマルチスレッド性能を引っさげ投入されたRyzenと同じ「Zen」アーキテクチャを採用し、最高16コア/32スレッドに対応。さらに64レーンのPCI-Express3.0や、クアッドチャネル対応のDDR4メモリなど、メインストリーム向けを凌駕する数々の機能を搭載。この機会にAMDのハイエンドプラットフォームをぜひ体験してみたいと考えている人も少なくないだろう。そんなユーザーにオススメなのが、ASRock Incorporation(本社:台湾)「X399 Taichi」だ。X399最廉価帯ながら、ハイエンド顔負けのコスパ最強モデルを早速チェックしていこう。
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ASRock「X399 Taichi」市場想定売価税抜48,800円前後(発売中)
製品情報(ASRock

「Zen」アーキテクチャを採用するハイエンドCPU Ryzen Threadripper

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「CPU Complex」と呼ばれるモジュールを計4基搭載するRyzen Threadripper。サイズは実測75×60mm(キャリアフレーム含まず)、重量は135gもあり、コンシューマ向けCPUでは間違いなく過去最大級

これまでIntelの独壇場だったハイエンド帯に、満を持して投入されたAMDの新CPU Ryzen Threadripper。Ryzenと同じ「Zen」アーキテクチャを採用する製品で、4つのCPUコアと8MBのL3キャッシュを備える「CPU Complex」モジュール(以下「CCX」モジュール)2基を1つのシリコンダイに統合。これを2基搭載することで、最大16コア/32スレッドという、マルチコア構成に対応するワケだ。なお「CCX」モジュールや、シリコンダイ間は新設計ファブリック「Infinity Fabric」を使い接続。オーバーヘッドを最小限に抑えつつ数千ものセンサーを搭載でき、これまでにないきめ細やかな電力やクロック調整を可能にしている。

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CPUソケットはマザーボード側にピンのあるLGAタイプのSocket TR4。ピン数は4,096本で、ピン折れを防止するためこれまでにない取り付け方法を採用する(詳細は後述)

CPUの大型化に伴い、CPUソケットはマザーボードにピンのあるLGAタイプのSocket TR4で、チップセットは専用のAMD X399を開発。メモリはクアッドチャネル対応のDDR4-2666MHzで、一般的なNon-ECCに加え、エラー検出機能を備えるECCメモリをサポートする。またPCI-Express3.0はコンシューマ向けでは最高の64レーンを備え、メインストリーム向けでは別途レーンスイッチチップが必要になる2-Wayフルレーンや4-Wayのマルチグラフィックス環境の構築も可能だ。

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Socket TR4向けチップセットAMD X399。オーバークロックにも対応し、自己責任ながらCPUパフォーマンスをさらに引き上げることができる

製品ラインナップは、16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper 1950X」を筆頭に、12コア/24スレッドの「Ryzen Threadripper 1920X」、8コア/16スレッドの「Ryzen Threadripper 1900X」の計3モデル展開。いずれもTDPは180Wで、Intel Core Xシリーズと違い、PCI-Express3.0レーン数はすべて64レーンで統一されている。

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