エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.580

これで全てが分かる。Fractal Design「Focus G」徹底解説

2017.07.04 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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 エルミタ的速攻撮って出しレビューの常連、Fractal Design(本社:スウェーデン)が放った新型PCケース「Focus」シリーズ。これまで一貫した静音路線から一変。フロントメッシュパネルを装着した、エアフロー重視モデルが誕生した。今回はミドルタワー「Focus G Black Window」(型番:FD-CA-FOCUS-BK-W)を借り受け、Fractal Designの新たな試みに触れてみたい。

「密閉型」から「開放型」に姿を変えたFractal Designの戦略的普及価格帯PCケース

Fractal Designと言えば、日本国内でも人気の高いブランドのひとつ。特に洗練されたデザインのPCケースは多数のラインナップを揃え、看板モデル「Define」シリーズは、ミドルタワーPCケースの”定番中の定番”。誰もが直ぐに思い浮かべる事ができる、フラットデザインのフロントフェイスは、Fractal Designを代表する「顔」だ。一方で、”見分けが付きにくい”という意見も聞こえるが、一貫したコンセプトは明確。静音を重視するがためのスタイルこそ、Fractal Designの強いメッセージであったはずだ。

しかしこれを覆したのが先にリリースされた「Focus」シリーズだ。

Fractal Design「Focus G」(型番:FD-CA-FOCUS-BK-W)
市場想定売価税抜8,800円(2017年6月9日発売)
製品情報(Fractal Design)(株式会社アスク

明確で一貫したコンセプトをガラリと変更。フロントパネルは全面にわたり、通気性を高めたメッシュ仕様。リアはもとより、トップとボトムに冷却ファン搭載スペースを設け、”ハイエアフローPCケース”を完成させた。ラインナップはATXミドルタワー「Focus G」と、MicroATXミニタワー「Focus G Mini」の2タイプを用意。いずれも市場想定売価は税抜8,000円台に設定し、Fractal Designとしては異例の戦略的普及価格帯PCケースという位置付けだ。

Fractal Design「Focus G Mini」(型番:FD-CA-FOCUS-MINI-BK-W)
市場想定売価税抜8,580円(2017年6月9日発売)
製品情報(Fractal Design)(株式会社アスク

とは言え、余分な装飾を排除したデザインコンセプトは従来モデルを継承。「密閉型」から「開放型」に姿を変えつつもFractal Designらしいスマートな外観は健在だ。

スペック表に見るATXミドルタワー「Focus G」

これまでの路線とは異なる「Focus」シリーズから、今回はミドルタワーPCケース「Focus G」を取り上げる。
 5月24日に情報が解禁された「Focus G」は、6月2日に国内発売がアナウンス。グローバルリリースでは複数のカラーバリエーションが紹介されているが、国内市場ではまずブラックのみの展開。「COMPUTEX TAIPEI 2017」の会期中に行われた、プライベート展示会の場で、ホワイトモデルのラインナップ追加も予告されている。

国内市場でも近く販売が開始される「Focus G White, window」(型番:FD-CA-FOCUS-WT-W)。当面はブラックと共に2色展開になる予定

外形寸法は幅205mm、奥行き464mm、高さは444mm。定番モデル「Define R5」は幅232mm(+27mm)、奥行き521mm(+57mm)、高さ451mm(+7mm)だけに、やや小振りである事が分かる。また主素材はスチールで、副素材にプラスチックを採用。ちなみに重量は「Define R5」の10.7kgに対し、「Focus G」は4.5kgしかない。

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