エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.573

“魅せる”オールインワン型水冷ユニット、Antec「Mercury 240」検証

2017.06.07 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

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隣接するメモリスロットのクリアランスチェック

ここでポンプ一体型ウォーターブロックと、これに接続されたウォーターチューブに隣接するメモリスロットとの位置関係を見ておこう。実測で直径約74mmのポンプ一体型ウォーターブロック。その右隣には、ウォーターチューブが接続され、メモリスロット側に約10mmほど張り出している。隣り合わせの関係にある両者は、うまく折り合いがつけられているのだろうか。

Intel LGA1151の場合

まずはIntel LGA1151だが、最もCPUソケット寄りのメモリスロットは、ウォーターチューブにかなり接近しているものの、物理的干渉は無く共存できている。なお、ポンプ一体型ウォーターブロック固定作業時、お断りするまでもなく、メモリが非装着状態である事が望ましい。

搭載テストには、ASRock「Z270 Gaming K6」を使用

Intel LGA2011の場合

次にチェックするのは、Intel LGA2011だ。CPUソケットを中心に、左右にメモリスロットを備えるプラットフォームだが、レイアウトは比較的ゆったりと設計されている。左右共にメモリスロットまでの距離は残されており、大型ヒートスプレッダ付きメモリも難なく装着できる。

搭載テストには、ASRock「X99 Taichi」を使用

AMD Socket AM4の場合

最後は人気のRyzenが採用するAMD Socket AM4の場合。明らかにIntel LGA1151よりもクリアランスに余裕があり、まったく問題がない。サイドフロー型CPUクーラーの多くが、メモリスロットクリアランスに配慮された設計だけに、小型化されたポンプ一体型ウォーターブロックはなおのこと。広くスペース残し、搭載する事ができている。

搭載テストには、ASRock「X370 Taichi」を使用

給電用mini-USBケーブルの接続とLEDイルミネーション

搭載作業で忘れてならないのが、mini-USBケーブルの接続。マニュアルで「Power Line」と表記されたケーブルを、それぞれ接続する必要がある。
 ポンプ一体型ウォーターブロック給電用のケーブルは、ヘッド上部のコネクタにmini-USB端子を接続。その逆側に伸びる4pinコネクタは、マザーボードのCPUファンコネクタに、SATA電源コネクタは電源ユニットに直接接続すればいい。これでポンプ駆動と内蔵LEDそれぞれに電力が供給できる。

mini-USBコネクタは、ポンプ一体型ウォーターブロックの側面上部に装備。コネクタ分のスペースがやや気になるため、ここは直結式でもよかったのではないだろうか

なおポンプ一体型ウォーターブロックに内蔵されるLEDには、ちょっとした仕掛けがある。それは単なるイルミネーション要素だけでなく、冷却水の温度状況を色で確認ができるというもの。具体的には水温が35℃まではブルー、36~40℃はグリーン、41℃以上はレッドに発光色が変化。システムの状態を知る役割をも兼ねているというワケだ。

画像ではLEDがブルーに発光。つまり35℃以下ということになる。ラジエターに搭載した冷却ファンのリング部の発光と共に、イルミネーションを楽しむ事ができる
冷却水の温度状態を知らせるカラーは3色。ただし通常の稼働状態では、そう頻繁に色が変わる事はない
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