エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.539

これで全てが分かる。CORSAIR「570X RGB」徹底解説

2017.01.26 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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「570X RGB」を実際に組み込んでみる

内外装をすみずみチェックしたところで構成パーツを用意。ここからは実際に組み込みを行い、気がついた事や作業における注意点、周辺クリアランス等を詳しく解説していく。「570X RGB」は開口部が広く、シンプルな内部構造から組み込みやすい部類に入るだろう。作業のし易さは良いPCケースの条件のひとつだ。

マザーボードを搭載してみる

組み込み実践セッションのはじめは、マザーボードを搭載してみよう。マザーボードトレイへの固定にはスタンドオフ(付属部品名:Motherboard standoff)を使用。そこに「Short fan screws」でネジ留めしていくのは従来通りだが、スタンドオフは予めATX規格のネジ穴位置に装着された状態で出荷される。ちなみにフロントパネル裏にシャドウベイユニットがないだけに、作業はしやすい。

スタンドオフほぼ中心位置の1本はピンタイプで、仮置き時の”位置決め”に重宝する
周辺空きスペースもチェック。トップパネルまでは約40mm、フロントパネル裏の冷却ファン(120mm口径25mm厚)までは約170mm。周辺クリアランスは良好だ

大型サイドフローにも対応するCPUクーラー有効スペース

次にCPUクーラーの有効スペースを計測してみよう。とは言え、近頃のPCケースのほとんどが、数値を開示している。「570X RGB」も例外ではなく、メーカー公表値は最大高さ170mmまで。高冷却志向のサイドフロー型CPUクーラーの場合、高さ160mm台を超すモデルが多いため、170mmまでのサポートであれば、市場に流通する豊富な選択肢から、好みのモデルがチョイスできる。

公称値170mmとされるCPUクーラーの有効スペース。ケース幅234mmを思えばやや控え目な数値だが、ミドルタワーPCケースとしては十分に平均以上の空間が確保されている

グラフィックスカードを搭載してみる

次は拡張カード有効スペースのチェックだ。搭載テストには奥行き298mmのグラフィックスカードを用意。拡張スロット金具2段分を使い、ハンドスクリューでしっかりと固定。搭載手順にモデル特有の仕掛けはない。

拡張カード有効スペースは公称値370mmで、PCI-Expressスロットの延長には、標準搭載される120mm口径ファン(25mm厚)がある。つまり拡張スロット金具から冷却ファンまでの距離が拡張カード(グラフィックスカード)の居住スペースになる計算だ。

拡張スロットの延長線上には、標準搭載の120mm口径ファン3基があり、外部のフレッシュな空気が常時送り込まれる

さて、搭載後の空きスペースを計測すると、まだ約100mm強の空間があり、公称値はかなりのマージンが取られているようだ。ハイエンド志向のグラフィックスカードは、奥行き300mm前後。フロントパネル裏にシャドウベイが無い「570X RGB」は、現在市場に流通するほぼ全てグラフィックスカードが搭載できるとみていいだろう。

電源ユニットを搭載してみる

ボトムカバーの存在により、右側面からの出し入れになる電源ユニット。搭載テストには奥行き160mmのフルモジュラータイプを使用した。なお有効スペースはメーカー公表値で225mm。設置面(底面)にシャドウベイユニット(HDDケージなど)が無いため、実質フロントパネル裏側までが有効スペースに相当する。

搭載テストに用意したのはCORSAIR「RM650x」。奥行き160mmのフルモジュラータイプで、80PLUS GOLD認証を取得済み

搭載作業については解説するまでもなく、背面からインチネジでシャーシに固定するだけ。特に気になる事は無かった。設置後の空きスペースも十分確保できている。右サイドパネル側も”魅せる”PCケースだけに、余ったケーブルはボトムカバー内部にきちんと整頓しておこう。

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