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冷却ファン回転数計測

冷却ファン回転数

定格時はアイドル時が360rpm前後、高負荷時でも900rpm前後までしか上がらず余力を残している。またファンコントロール機能が無効になる4.80GHz時は、公称最高値となる1,400rpm前後で推移。アイドル時、高負荷時とも温度は安全圏内のため、ファンコントロール機能を有効にしてファンの回転数を調整してもいいだろう。

騒音値計測

定格クロック:騒音値(暗騒音33.1dBA)

ファンコントロール機能が有効な定格時は、アイドル時が34.1dBA、高負荷時も+2.3dBAの36.4dBAまでしか上がらず、極静音動作が可能。また1,400rpm前後で推移する4.80GHz時でも騒音値は40.4dBAで頭打ち。バラック状態では風切音が聞こえるものの、ケースに収納してしまえば十分封じ込めるレベルだ。

温度計測結果

最後に非接触型デジタル温度計とサーモグラフィを使い、ヒートシンク部のポイント別温度をチェックしておこう。こちらは定格駆動時の高負荷状態30分経過後に計測をしている。

高負荷状態30分経過時のポイント別温度計測結果
高負荷状態30分経過時のサーモグラフィ結果

最も温度が高かったのは、当然ながらCPUに最も近い受熱ベース直上で32.4℃。そして最も温度が低くなったのは、熱源から最も遠い、ヒートシンク最上段中央部の23.5℃だった。またサーモグラフィの画像では、ヒートパイプ周辺の温度が周辺よりやや高くなり、ヒートパイプによる熱輸送が効果的に行われている様子が確認できる。

性能の決め手はトータルバランス

折しもこの原稿を書き終える頃には、Intel第7世代Coreプロセッサ”Kaby Lake”の販売が解禁されているだろう。年末の慌ただしさに紛れ、編集部に届けられた「IZUNA」は、Kaby Lakeの登場に合わせて市場に投入された。サイズがこれを意識していないハズは無い。ならばとこちらもCore i7-7700Kを用意し、定格だけでなくマザーボードのプリセット設定である4.80GHzまでオーバークロックし、徹底的にテストを行った。万一結果がふるわず、セールスに打撃を与えてしまっても仕方が無い。それが実力と現実を受け止めてもらうしかない。

しかし実際にはベースクロック4.20GHz、TB時最大4.50GHzのCora i7-7700Kの熱をねじ伏せた。定格で最大71℃、冷却ファンの回転数は897rpm、騒音値36.4dBAの結果は予想以上。放熱フィン1枚あたりの面積は平均レベルで、φ6mmヒートパイプは3本。ともすれば頼りなく見えるかもしれないが、冷却能力は実に手堅い。ハイエンド志向の巨大CPUクーラーの存在を混乱させる、ややこしいCPUクーラーが完成してしまった。


協力:株式会社サイズ

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