エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.525

高速転送と安定性が魅力。最新3D NAND MLC採用NVMe SSD、ADATA「XPG SX8000」

2016.11.12 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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SSD
 Samsung、Intelの二強時代から一気に戦国時代へと突入したNVMe SSD。大手メモリメーカーADATA Technology(本社:台湾)からも、対応モデル「XPG SX8000」シリーズがリリース、11月下旬より国内発売が開始される。PCI-Express3.0(x4)の広大な帯域幅に加え、最新の3D MLC NANDフラッシュを採用し、SATA3.0(6Gbps)SSDの約5倍の転送速度を謳う注目モデル。そこで今回は、日本法人エイデータテクノロジージャパン株式会社(本社:東京都千代田区)協力のもと、512GBモデル「ASX8000NP-512GM-C」を借り受け、その気になる実力をじっくりと検証する。
ADATA「XPG SX8000」シリーズ512GBモデル「ASX8000NP-512GM-C」
市場想定売価28,000円前後(2016年11月下旬発売予定)
製品情報(ADATA

ADATA初のNVMe SSD「XPG SX8000」シリーズ

今回の主役「XPG SX8000」シリーズは、ADATA初のNVMe対応M.2 SSD。今年6月の「COMPUTEX TAIPEI 2016」に合わせてお披露目された製品で、接続インターフェイスは帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0(x4)。さらに最新プロトコルNVMe 1.2に対応することで、ストレージへのアクセスが集中するゲームやレンダリングなどの作業でも安定したパフォーマンスを発揮することができる。

「COMPUTEX TAIPEI 2016」ではすでに実動デモが展示されていた「XPG SX8000」シリーズ。当初国内投入されるのは128GB、256GB、512GBの3モデル

またNANDフラッシュには、従来の2D NAND MLCに比べて耐久性に優れる3D NAND MLCを採用。さらにP/Eサイクルを3倍に拡大する「LDPC ECCエンジン」や、「RAIDエンジン」「データシェーピング」で構成されるデータ整合性技術を組み合わせることで、耐久性と信頼性を高めている。

ADATA製SSDではおなじみの「SLCキャッシング」と「DRAMキャッシュバッファ」の2種類のキャッシュ機構を搭載

コントローラはSilicon Motionの最新IC「SM2260」で、高速化技術としてNANDフラッシュの一部をSLCモードで動作させる「SLCキャッシング」と、「DRAMキャッシュバッファ」の2種類のキャッシュ機構を搭載。公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する512GBモデルは、シーケンシャル読込2,400MB/sec(CrystalDiskMark時)、書込1,000MB/sec(同)、ランダム読込100,000 IOPS、書込140,000 IOPS。特にシーケンシャルアクセスについては、パフォーマンスを重視した製品が多いNVMe SSDの中でもトップクラスの性能を発揮する。

「CrystalDiskInfo 7.0.3」の結果。転送モードは32GbpsのPCI-Express3.0(x4)で、NVMe 1.2への対応が確認できる

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