エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.522

これで全てが分かる。NZXT「S340 Elite-VR」徹底解説

2016.10.28 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置きながら、洗練されたヨーロピアンテイストのデザインに定評のNZXT。新製品が発表される毎に注目を集める、国内市場でも人気メーカーだ。今回レビューに選んだのは、11月より販売が開始されるミドルタワーPCケース「S340 Elite-VR」だ。型番からも分かる通りベースは「S340」で、これに手を加えたバリエーションモデルという位置付けだ。さて、どんな仕掛けが用意されているのだろうか。「VR」が意味するものとは。

「VR」を意識したミドルタワーPCケースの登場

今回取り上げる「S340 Elite-VR」を語る前に、ベースとなる「S340」について触れておきたい。

NZXT「S340 Elite-VR」 市場想定売価税抜14,800円(2016年11月8日発売)
製品情報(NZXT

NZXTブランドの代表的な存在と言える「S340」のデビューは2014年9月。発売当初のカラーバリエーションはホワイトとブラックの2色のみだったが、2015年1月に「Black + Red」「Black + Blue」を追加。さらに2015年9月にはゲーミングデバイスメーカーRazerとのコラボレーションモデルを投入。フロントパネルにRazerのロゴ、ボトム部にはグリーンに発光するLEDイルミネーションを装備し、クールな外観から一躍人気モデルとなった。

初代「S340」(左)とRazerコラボの「S340 Razer-SPECIAL EDITION」(右)

基本設計はそのままに小変更を加え、バリエーションを増やしてきた「S340」は、2016年9月27日「S340 Elite」を発表。これが国内市場での製品名「S340 Elite-VR」となって、11月より販売が開始される。ネーミングからも分かるように、昨今のビッグキーワードである「VR(バーチャルリアリティ)」を意識したこのモデルには、VRゴーグル用のスタンドと接続用のフロントポートを装備。VR向けに最適化されたミドルタワーPCケースとしてとして企画されたシリーズ最新モデルだ。

スペック表に見る「S340 Elite-VR」

「S340」のバリエーションモデルは、筐体の基本設計に大きな違いはない。とは言え、意外にもエルミタでは初の検証となるため、スペック表を確認しながら製品の概要を掴んでおきたい。

「S340 Elite-VR」の対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITX。外形寸法は幅が203mmで、近頃のライバルモデルに比べれば、スリムな印象。奥行きは432mm、高さは474mmと、いずれも500mm以下に抑えられている。
 素材はシャーシがスチールで、副素材にABSプラスチック。左サイドパネルには歴代初の強化ガラスが採用され、あたかもサイドパネルが無い状態に見えるほどの開放感がある。

ドライブベイレイアウトは、3.5インチシャドウベイが2+1段、2.5インチシャドウベイが3+1段とあり、いずれも「+(プラス1」の表記が気になるところだが、後ほどその内訳を確認してみよう。
 冷却ファンレイアウトは、フロント120mmまたは140mm口径が2基、リアは120mm口径が1基、トップは120mmまたは140mm口径が1基。このうち出荷時に標準装備されるのは、トップとリアそれぞれに120mm口径ファン各1基とされている。

おおまかに概要を把握したところで、次はNZXT国内正規代理店の株式会社タイムリー(本社:東京都豊島区)から借り受けた評価サンプルをパッケージから取り出し、実機による検証を開始しよう。

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