エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.516

徹底検証で判明。Intel初のコンシューマー向けNVMe SSD「600p」シリーズの実力と気になる点

2016.09.23 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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SSD
 広大な帯域幅と、最新プロトコルによるメリットを生かし、性能を追求したハイエンドモデルが揃うNVMe SSD。そんな中、Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)より、コストパフォーマンスを重視したエントリーモデル「600p」シリーズの発売が開始された。NANDフラッシュにTLC方式の3D NANDを採用することで、SATA3.0(6Gbps) SSDの上位モデルとほぼ同等の価格を実現した注目作。今回はその中から256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」を編集部で購入。その気になるパフォーマンスをチェックしてみることにした。
Intel「600p」シリーズ256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」
実勢価格税込10,500円前後(2016年9月現在)
製品情報(Intel

Intel初のコンシューマー向けNVMe SSD「600p」シリーズ

今回の主役である「600p」シリーズは、Intel初のコンシューマー向けNVMe SSD。インターフェイスは帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0(x4)で、フォームファクタは標準的なM.2 2280に対応。SkylakeやBroadwell-E世代の主要マザーボードならそのまま、別途PCI-Express変換カードを用意してやれば、Haswellなどの旧世代のシステムにも導入することができる。

Silicon Motion製コントローラと3D NAND TLCを採用するコンシューマ向けNVMe SSD「600p」シリーズ

搭載コントローラはSilicon Motion製(SMI)で、NANDフラッシュにはNVMe SSDで主流のMLCに比べて大容量かつ低コストなTLCタイプの3D NANDフラッシュを採用する。これにより、128GBモデルなら税込7,000円前後、512GBモデルでも税込20,000円前後という圧倒的な低価格を実現。SATA3.0(6Gbps) SSDのハイエンドモデルと変わらない価格で購入することができる。

「600p」シリーズには既に発売が開始されている128GB、256GB、512GBの他、1TBモデルがラインナップ。なお128GBモデルはSATA3.0(6Gbps) SSDとほとんど性能が変わらないため、購入するなら256GB以上がオススメだ

容量ラインナップは128GB、256GB、512GB、1TBの計4モデル展開。公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」は、シーケンシャル読込1,570MB/sec、書込540MB/sec、ランダム読込71,000 IOPS、書込112,000 IOPS。パフォーマンスを重視した先行モデルに比べると控えめのスペックだが、SATA3.0(6Gbps) SSDとの比較では、シーケンシャルアクセスは約3倍と大幅に向上している。

CPUと同じブルーを基調にしたパッケージ。サイズは実測でW92×D115×18mmと非常にコンパクト
付属品はSSDと簡易マニュアルのみのシンプルな構成。固定用ネジも同梱されないため、マザーボードや変換カードの付属品をあらかじめ確認しておこう

動作温度は0~70℃、耐振動性は動作時が2.17GRMS、非動作時が3.13GRMS。書込耐性は容量に関係なく全モデル72TBW、MTBFは160万時間で、製品には5年間保証が提供される。

「CrystalDiskInfo 7.0.3」の結果。インターフェイスは「PCIe 3.0 x4」で、対応規格は「NVM Express 1.2」
「デバイス マネージャー」で確認したところ。これまでのSSDと同じくOS標準ドライバで認識する

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