エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.514

NVMe SSD待望の新モデル、PLEXTOR「M8Pe」シリーズ徹底検証

2016.09.17 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 最大32Gbpsの広大な帯域幅とプロトコルの最適化により、従来のSATA3.0(6Gbps) / AHCIを遥かに超えるパフォーマンスを発揮するPCI-Express3.0 / NVMe対応SSD。これまでコンシューマ向けは、ほぼIntelとSamsungが独占していたが、SSDの老舗PLEXTORブランドから、待望の新製品「M8Pe」シリーズが登場した。
 おなじみのMarvell製コントローラと東芝製NANDフラッシュを採用し、独自チューニングを施した期待の新作。今回は国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)より、M.2フォームファクタの256GBモデル「PX-256M8PeG」を借り受け、その実力を徹底検証する。
PLEXTOR「M8PeG」シリーズ256GBモデル「PX-256M8PeG」
実勢価格15,000円前後(2016年9月現在)
製品情報(PLEXTOR / 株式会社リンクスインターナショナル

PLEXTOR初のNVMe対応PCI-Express SSD「M8Pe」シリーズ

今回PLEXTORブランドから発売された「M8Pe」シリーズは、PCI-Express接続に対応するフラッグシップSSD。以前詳細検証を行った「M6e」シリーズの後継モデルにあたり、インターフェイスは帯域幅10GbpsのPCI-Express2.0(x2)から、32GbpsのPCI-Express3.0(x4)へと約3倍に拡大。さらに最新規格NVMeに対応したことで、シーケンシャル・ランダムアクセスとも大幅に高速化されている。

8月末より発売が開始された「M8Pe」シリーズ。初回入荷分は即完売。その後も品薄状態が続く人気商品だ

実装するコントローラは、Marvell初のNVMe対応IC「88SS1093」で、NANDフラッシュには製造プロセス15nmの東芝製Toggle MLCを採用。また長期間の使用でもパフォーマンスを維持する「True Speed Technology」や、多層エラーチェック技術「True Protect Technology」など、PLEXTOR独自機能を組み合わせることで、データの信頼性を高めると共に、安定したパフォーマンスを可能にしている。

PLEXTORが最も得意とするMarvell製コントローラと東芝製NANDフラッシュを採用する「M8Pe」シリーズ

またすべて製品に「48時間の連続読込・書込テスト」「4,000回のアイドルテスト」「250回の電源サイクルテスト」「100%バーンインテスト」など、厳格なテストを実施。クリアしたもののみ出荷する「ゼロエラー」品質基準を取り入れることで、240万時間という業界トップレベルのMTBFと、圧倒的な低不良率を実現している。

PLEXTORでは出荷するすべての製品に厳格なテストを実施する「ゼロエラー」品質基準を取り入れることで、耐久性と品質を向上

フォームファクタは、PCIe HHHLに対応する「M8PeY」と、M.2 2280に対応する「M8PeG」の2種で、後者にはアルミニウム製ヒートシンク搭載モデルと非搭載モデルがラインナップ。なお容量はそれぞれ128GB、256GB、512GB、1TBの4モデルが用意される。

今回検証する「M8PeG」の他、PCIe HHHLに対応する「M8PeY」(画像左)と、ヒートシンク非搭載の「M8PeGN」(画像右)がラインナップ。公称スペックは変わらないため、自分のシステムにあった製品を選択するといいだろう

公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する「M8PeG」の256GBモデル「PX-256M8PeG」は、シーケンシャル読込2,000MB/sec、書込900MB/sec、ランダム読込210,000 IOPS、書込230,000 IOPSに設定。いずれもSATA3.0(6Gbps)SSDはもちろん、先代「M6e」シリーズも遥かに上回り、コンシューマ向けSSDでは現行最高クラスの性能を発揮する。

「CrystalDiskInfo 7.0.3」の結果。インターフェイスは「NVM Express」で、転送モードは「PCIe 3.0 x4」に対応する
「デバイス マネージャー」を確認したところ。Windows 10 Home 64bit版では、OS標準ドライバで認識する

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