エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.502

これで全てが分かる。 ENERMAX「Fulmo.Q PLUS」徹底解説

2016.07.28 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 全国22店舗とWeb通販を展開する「ドスパラ」から、ミドルタワーPCケース「Fulmo.Q PLUS」(型番:ECA3390AG-BL)が販売されているのをご存じだろうか。全国展開の販売網を生かした、またしてもENERMAXブランドの専売モデルで、国内ではドスパラでしか購入できない。大ヒット作「Fulmo Q」シリーズの兄貴分にあたる"PLUS”とは、一体どんな性格のPCケースなのだろうか。
 そこで今回は今年4月より販売が開始されている「Fulmo.Q PLUS」の評価サンプルを借り受け、隅から隅までじっくりと検証を行う。

異例の大ヒット作「Fulmo Q」シリーズの”PLUS”モデルとは

PCケースは、日本全国どのPCパーツショップでも購入ができる。たとえ在庫がない場合でも、代理店から取り寄せて入手するという方法が一般的だ。もちろん通販を利用する手もある。一方で、全国展開の自作PCパーツショップ「ドスパラ」は、独自の販売チャンネルと通販の巨大な販路を生かし、近頃では特定モデルを独占で販売するというスタイルを確立。”ここでしか購入できない”専売モデルの代表的な存在として、2013年12月から発売が開始された「Fulmo Q ECA3360B-GT(U3)」は、異例の大ヒット作となり、エルミタでも徹底検証を行った。
 その後、ミドルタワーPCケースだけに飽き足らず、Cube型Mini-ITX対応ケース「Minimo.Q」 も2015年1月より取り扱いを開始。こちらも検証済みだ。さすがに専売モデルとしてドスパラが選別したPCケースとあって、日本の自作市場にマッチしたスペックと、説得力のある売価により、大きな成功を収めたと言っていいだろう。その証拠に、エントリー価格帯のPCケースは、ファーストロットで販売が完了する事が珍しくないが、両モデル共に現在でも販売が継続されている。

ドスパラ専売モデルの代表作「Fulmo Q」(左)と、Cube型Mini-ITXモデル「Minimo.Q」(右)。いずれも詳細検証を行った

そして今回はこの勢いをそのままに、2016年4月からラインナップに加わった「Fulmo.Q PLUS」(型番:ECA3390AG-BL)を取り上げる。”PLUS”と付くだけあって、「Flumo Q」の上位機種に当たり、直販価格は3,000円台で販売される「Fulmo Q」に比べて倍近い、税抜6,500円だ。強気の価格設定に思えるが、それには既存モデルには無い”プラス”の部分があるのだろう。その差を知ろうというのが本稿の主たる狙いでもある。

ENERMAX「Fulmo.Q PLUS」(型番:ECA3390AG-BL) 直販価格税抜6,500円(発売中)
製品情報(ドスパラ通販サイト / ENERMAX

スペック表に見るENERMAX「Fulmo.Q PLUS」

検証を開始する前に、スペック表から「Fulmo.Q PLUS」を知っておこう。0.5mm厚のスチール製PCケースは、ATXおよびMicroATXの両フォームファクタに対応。ミドルタワーにカテゴライズされる。
 外形寸法は幅205mm、奥行き466mm、高さ461mmで、「Fulmo Q」に比べて幅で7mm、奥行きで6mm、高さで35mmそれぞれ僅かながらにサイズが大きくなっているものの、現物を見ると特に大型化された印象はない。

その他、仕様上の詳細については、この後詳しく解説していこう。なおパッケージサイズは公称幅243×奥行き508×高さ550mm。ミドルタワーPCケースとしてはコンパクトで軽量なボディから、十分に店頭持ち帰りが可能な範囲に収められている事を付け加えておこう。

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