エルミタ的「編集部で使ってみた」

3プッシュで会計完了。iPhoneと使うコミケのためのレジ「レジプラ」で遊んでみた

2016.07.16 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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いつ何がいくつ売れた?CSV出力もできる売り上げ管理画面

最後にトップ画面の一番右に表示されていた、「売り上げ記録」画面を確認しておこう。この画面では、現時点における合計の売上金額のほか、商品別の売上点数(と売上金額)、それぞれの会計時刻がまとめて把握できる。さらにCSV出力にも対応するなど、無料のアプリに関わらず至れり尽くせりだ。

現在の売上合計はいくらなのか、どの商品が何点(そして何円分)売れたのか・・・といった情報が確認できる
さらに売れた時刻も参照可能で、データはCSVファイルとして出力できる

アプリと専用ハードのセットで完成する「レジプラ」。夏コミには間に合う?

とにかくシンプルで扱いやすく、よく考えられたレジ。それが「レジプラ」でひとしきり遊んでみた感想だ。iPhone上の3つの商品と3つの物理ボタンが連動するという、サッパリした割り切り仕様が使い勝手の良さを支えている。即売会という限られたアイテム数の販売にフォーカスしたレジシステムとして、その完成度は高い。

夏コミで迅速確実な会計ができる「レジプラ」。使い勝手のいいアプリと、それ専用に作られたハードウェアとの組み合わせがキモ。ボタンがなきゃダメなんです

もっとも、最初からアプリだけでもいいのではないか、というツッコミもあるかもしれない(アプリはタッチだけでも使える)。ところが単なる画面のタッチと、クリック感(いわゆるタクタイルフィール)がともなう物理ボタンとでは、入力の確実性に雲泥の差がある。“カコカコパシン”で一連の会計が完了する快適さは、ペタペタ画面をタッチしているだけでは絶対に味わえない。いわばボタンのある“レジ部分”こそが「レジプラ」のキモというワケだ。

5,000円からという価格も値ごろ感があり、あとはiPhoneが手元にあれば快適なコミケ用レジの出来上がり。あの果てしない“正の字カウント”と電卓叩きから、売り子さんを解放することができる。

直販でも店頭でも品薄な「レジプラ」、その原因は3Dプリンター製のキーキャップだった。現在はその弱点を改善した、量産モデルが夏コミ本番に向けて準備中らしい

とはいえ「レジプラ」は生産数が少なめで、現時点で需要がまったくまかない切れていないという弱点がある。同人ハードウェア(いわく家内制手工業での生産)ゆえのご愛嬌と言えなくもないが、実は3Dプリンターで製造しているという物理ボタン(キーキャップ)が量産の足を引っ張っていた。これについては現在パーツ変更・設計変更を施した改良版(量産モデル)の生産が進められており、夏コミ前には大量供給が可能になるという。

ちなみにTOKYO FLIP-FLOPによれば、7月30日(土)に開催される「ガジェットフリマ2016夏」での販売のほか、夏コミ開催直前の8月6日(土)には東京ビッグサイト会議室にて「裏メイカー祭」と題した「レジプラ」即売会を予定しているとのこと。どうやら“本番”には間に合いそうだ。


協力:三月兎1号店
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