エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.458

これで全てが分かる。Fractal Design「Core 500」徹底検証

2015.12.04 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 人気メーカーFractal Design(本社:スウェーデン)より、Cube型Mini-ITX対応PCケース「Core 500」(型番:FD-CA-CORE-500-BK)が発売された。国内市場でも人気メーカーのコンパクトモデルとあって、購入を検討している自作派も多いことだろう。
 今回は国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の協力により実機を借り受け、「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」で、"取り上げないワケにはいかない”注目作を徹底検証する。

人気メーカーの注目作、「Core 500」デビュー

Fractal Design「Core 500」(型番:FD-CA-CORE-500-BK)
市場想定売価税抜11,000円前後(10月24日発売)
製品情報(Fractal Design)(株式会社アスク

2015年10月末よりFractal DesignのMini-ITX対応Cube型PCケース、「Core 500」(型番:FD-CA-CORE-500-BK)の販売が開始された。Fractal DesignのCube型PCケースといえばこれまで歴代モデル「Node 304」(2013年9月)、「Node 804」(2014年5月)の検証を行っている。そのうち後者の「Node 804」は、MicroATX / Mini-ITX両フォームファクタに対応する、ひとまわり大きなCube型PCケースとなり、Mini-ITXフォームファクタ対応のコンパクトシャーシは、実に「Node 304」以来となる。

「COMPUTEX TAIPEI 2015」会期中に開催されたメディア向け発表会において、初めて披露された「Core 500」

さらに、”コンパクト”がコンセプトの「Core」シリーズとしては、意外にも初のCube型PCケースで(ちなみに「Node」はデザインとエンターテイメントがコンセプト)、国内市場のみならず海外でも多くのFractal Designファンが心待ちにしていた、まさに待望の新作だ。
 国内市場想定売価は税抜11,000円前後に設定されており、例によって「スカンジナビアデザイン」のCube型PCケースが、この価格で手に入るという点も大きなトピックになっている。

ここで敢えてお断りしておくと、Mini-ITX対応のCube型PCケースといえば、今や国内市場ではライバルひしめくカテゴリになっており、もっと安価に入手できる選択肢は存在する。検証を進めるにあたり、それらの既存モデルの存在を念頭に置きつつ、「Core 500」とはいったどんな製品に仕上げられているのかを見極めて行きたい。

スペック表に見る「Core 500」

実機による細部のチェックを開始する前に、スペック表により「Core 500」の概要を掴んでおこう。外形寸法は幅250x奥行き380x高さ213mmで、重量は4.4kg。前述通り、Fractal DesignのMini-ITX対応Cube型PCケースといえば、約2年前に「Node 304」がリリースされているが、こちらは幅250×奥行き374×高さ210mm、重量4.9kgとなり、ほぼ同サイズとみていい。しかし両者の内部設計はまるで違う。
 ポイントは大きく分けて2つあり、まずドライブベイ構造がガラリと変わり、そこに「Node 304」の面影はない。加えて塞がれていたトップ部には最大280mmサイズラジエターが搭載できるようになった。この点こそ「Core 500」最大の特徴であり、設計コンセプトを明確に読み取ることができる。

外寸はほぼ同一ながら、「Node 304」とはまるで違う「Core 500」の内部構造。明確なコンセプトにより、「どう使って欲しいのか」というFractal Designのメッセージが込められている

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