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ZALMANに聞く 経営破綻報道の顛末とロードマップ
エルミタ的業界インタビュー Vol.24

ZALMANに聞く 経営破綻報道の顛末とロードマップ


2015年8月17日
TEXT:GDM編集部 Tawashi
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 まさに寝耳に水であった。2014年11月3日に報じられたZALMAN TECH(本社:韓国)経営破綻は、自作PC業界に大きな衝撃を与えた。独創的な形状で知られるお家芸のCPUクーラーをはじめ、近年ではPCケースのセールスが堅調だっただけに、にわかに信じがたい"悪報”であった。  一方で、国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は、「製品を供給する限り、今後も製品販売を継続」と表明、国内市場では今も変わらず販売が行われている。いったい事の真相はどこにあるのか。
 あれから約9ヶ月。本社幹部スタッフが来日すると聞き、独占取材の機会を得た。いったいZALMANに何が起こり、今後どうなって行くのだろうか。

インタビューに応じてくれたのはZALMAN TECH(以下:ZALMAN)の幹部で、数々のヒット作を世に送り出したキーマンの1人であるYoungcho Yoo氏(以下:Yoo氏)とPeter Youn氏(以下:Youn氏)の2人だ。

General Manager / Overseas Marketing DeptのYoungcho Yoo氏。創成期からのZALMANスタッフで2001年から担当する日本市場にも精通している General Manager / Sales&Marketing DeptのPeter Youn氏。アジア地域の営業やマーケティング業務を担当。今回は新製品の解説をしてくれた

経営破綻の原因は、資金ショートと親会社の業績不振

  • 編集部:
    ことの次第が気になっていました。好調だったはずのZALMANが、再生手続を申請し、誰もが驚きました。まずは現在の状況からお聞かせください。
  • Yoo氏
    2014年11月5日にソウル中央地方裁判所へ会社更生手続申請を行い、この6月には認められるはずでした。しかし、諸事情により7月24日に決定が先延ばしになりました。現在は、会社更生は認められ、事業の継続が承認されています。
     経営破綻の原因の大半は、資金ショートですが、弊社から見ると親会社の業績不振を受けた格好です。ですから、当社には資金や不動産といった事業を継続できる資産があるのです。今年の12月までに計画に沿って負債を返済していく流れになります。
  • 編集部:
    会社更生手続申請後も販売は継続されていますが、売り上げに影響は出ていますか?
  • Yoo氏
    現在は、裁判所の管理下で業務を行っていますが、販売への影響は比較的小さいです。2015年第1四半期は昨年比でマイナス10%、わずかですが黒字です。また、上半期の売り上げ目標は2,600万ドルですが、今のところ2.400万ドルは達成できそうな見込みです。皆さまのご協力もあり、ワールドワイドの販売ネットワークは健在ですので、あまり悲観はしていません。
国内正規代理店を務める株式会社アスクより、2014年11月5日付けリリースにより、ZALMANの再生手続開始申請が伝えられた
  • 編集部:
    頼もしいですね。今後は独立した経営を行うのでしょうか、または別の資本が入る可能性があるのでしょうか。
  • Yoo氏
    人件費など避けては通れない課題もありましたが、まずは12月までの負債返済に全力を注いでいきます。その後は資産があるとはいえ、負債処理で余裕がなくなると思いますので、支援を受ける可能性が高いと考えています。それが、同じ業界のメーカーなのか、または投資家なのか、現時点では分かりません。
  • 編集部:
    大胆なリストラをされたということですか?
  • Yoo氏
    はい。会社更生手続申請後は約130名いた従業員を、人件費抑制のため半分の60名までリストラしました。現在はコアなメンバーが中心となり、会社再建に取り組んでいるところです。
  • 編集部:
    製造については問題ないのでしょうか。例えば、納期の面などは。
  • Yoo氏
    これまで付き合いのあった中国の生産工場が、前払いでも取引できない場合が出てきたり、正直なところ2015年第1四半期は苦労しました。現在は、新たな生産工場を開拓しリスクを分散することで問題を解決しています。
  • 編集部:
    ZALMANらしい品質へのこだわりはどうでしょう。生産工場の変更で問題はありませんか。
  • Yoo氏
    今の状況やリソースのせいにはできない重要な部分だと思っていますので、今後も引き続き力を入れていくことをお約束します。
次は...  新作CPUクーラーの開発にも着手

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