エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.419

これで全てが分かる。Antec「S10」徹底解説

2015.06.20 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket

4mm厚で遮音効果も期待できるサイドパネル

サイドパネルの開閉アクションに特徴を持つ「S10」。いわゆる「観音開き」である、フレンチドアの採用にはどういった効果があるのか。扉部分には4mm厚のアルミニウムパネルを採用し、重厚さと高級感を演出。実用面では遮音効果が期待できる。では片側2枚・左右合計4枚で構成されるサイドパネルの詳細を確認してみよう。

「S10」最大の特徴であるフレンチドアパネル開閉アクション。左右非対称の「観音開き」だ

フロント寄りの幅の短いパネルはフロントHDDチャンバをカバーし、ドライブのアクセスを容易にする。また中央からリアにかけて面積の広いパネルは、メインM/Bチャンバと下段のボトムPSUチャンバをカバー。組み込み時やパーツの増設、メンテナンスを容易にし、マザーボード背面のCPUクーラーカットアウトのアクセスもできる。
 開放状態のスタイルが特徴的なだけに、単なるギミックと思われるかもしれない。だが、メンテナンス性の高さは秀逸。実用面での使い勝手はかなり高い。

左右ドア間にあるプラスチック部品には「DOOR」と刻まれているのが分かる。この下部をプッシュすると、マグネット固定の左右サイドパネルが同時に開く仕組み
素材は重量感たっぷりの4mm厚アルミニウムパネルを採用。表面は指紋や汚れが付着しにくいヘアライン加工が施されている
ヒンジ部分は上下2カ所。開放状態でパネルを垂直に持ち上げれるだけで、シャーシ部から取り外す事ができる

ボトム部を支えるプラスチック製台座

床に設置するボトム面の台座部分はプラスチック製だ。全体重量17.7kgの「S10」にハイエンド構成パーツが組み込まれると、かなりの重量になる。それだけに頑丈な鉄製としたい所だが、さらに重量がかさんでしまう事になる。シャーシ部の底面がフラットではないことから、別途プラスチック製の台座を取り付けた「S10」。組み込み後はシャーシ部分で持ち上げるよう注意書きがあるだけに、「ものすごく丈夫」といったモノではない事を覚えておこう。

デザイン上、前後いずれも反り上がるシャーシ底面ゆえに、設置面に対し平衡を保つ台座が装着されている
シャーシ底面に装着されたプラスチック製の台座。強度と軽量化を目的に、接地面は格子状になっている
totop