エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.419

これで全てが分かる。Antec「S10」徹底解説

2015.06.20 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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「S10」外観スタイルチェック

スペック表を確認したところで、Antec「S10」の外観スタイルからチェックを開始しよう。フルタワーとはいえ、意外にも細面な印象の「S10」。しかし両サイドパネルにしかけられたフレンチドア(観音開き)パネルの開閉アクションには、誰しも強い個性を感じるだろう。このデザインはどのPCケースにも例が無い。

「S10」外観上、最大の特徴となる両サイドパネルに仕掛けられた、フレンチドアパネルの開閉アクション。クローズよりも、全開放状態のスタイルこそ「S10」の真骨頂

意外にも細面な印象のフロントパネル

ヘアライン加工が施されたブラック塗装のアルミニウムパネルは、オープンベイや通気孔の類いは一切ない。シンプルにAntecロゴがあしらわれたフラットデザインを採用することで、スペック上では大柄なPCケースのはずが、細身でスマートな立ち姿が印象的だ。

近頃のPCケースでは採用例が多いフラットデザイン。余計な装飾を省略し、あえて無個性を装う。しかしこれが強烈な個性となり、PCケースの印象を決めてしまうから不思議だ
両サイドパネルのフロント側ドアを開放すると、フロントパネルとは一直線の状態になるように設計されている

Powerスイッチとフロントアクセスポート

Powerスイッチおよびフロントアクセスポートは使い勝手を考慮し、フロントトップ部に装備されている。中央の控えめな四角はPowerスイッチだ。その右側にマイク端子、左側にヘッドホン端子を備え、さらにその左右にはUSB3.0ポートを各2口備えた。

プラスチック製フロントトップのパンチングに紛れるように、Powerスイッチとフロントアクセスポートが装備されている

いかにも通気性が良さそうなトップパネル

密閉されたフロントパネルから一転、プラスチック製のトップパネルはパンチングデザインを採用する。冷却ファン搭載スペースおよび、フロントアクセスポート周辺に無数の通気孔を備え、通気性を高めている。

パンチングデザインのトップパネル。素材はプラスチック製で、フロントアクセスポートがある前寄りは角度が付けられている
トップパネルの取り外し方法は、両サイドパネルを開放状態にした上で、内部片側3カ所のツメによるロックを解除する。フロントパネルでよく使われている”引き剥がしタイプ”ではないため、シャーシからはスマートに取り外す事ができる

フルタワーを感じさせるリアパネル

どこか細身に見えるフロントパネルだが、リアパネルを見ると、さすがにフルタワーPCケースであることを感じさせる部分がある。それは拡張スロットだ。通常ミドルタワーPCケースでは、7段が主流だが、「S10」では全10段を備えている。これだけ複数の拡張スロットを見ることは珍しい。その右横には水冷ホース用のスルーホールを2つ装備する他、120mm口径ファンを上部にマウント。その左にはバックパネルI/Oの開口部、最下段には電源ユニット搭載スペース用の穴が大きく開けられている。

ブラックに塗装されたリアパネル。フルタワーPCケースを感じさせるスケールながら、レイアウトはオーソドックス
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