エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.371

群を抜く性能&静音性で高みを目指すGTX 980、GIGABYTE「GV-N980G1 GAMING-4GD」

2014.11.15 更新

文:フリーライター・石川ひさよし

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 NVIDIAが9月に発表したGeForce GTX 980。第2世代のMaxwellアーキテクチャを採用した最新GPUだ。当初はリファレンスデザインカードのみの販売だったが、現在、各社から独自設計の基板やクーラーを搭載したモデルが登場し、動作クロックも定格のものからOCモデルまで出揃ってきた。
 そんなGeForce GTX 980カードのなかから、今回はGIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)のゲーミング向けOCモデル「GV-N980G1 GAMING-4GD」をピックアップし、その作りとパフォーマンスを検証してみた。
GIGABYTE「GV-N980G1 GAMING-4GD」 実勢売価84,000円前後
製品情報(CFD販売株式会社

電力効率に優れたGeForce GTX 980と強力クーラー「WINDFORCE 600W」のタッグ

GPUアーキテクチャの更新は、パフォーマンスに注目が集まりがちだが、CPUと同様に現在は電力効率にも大きな注目が集まる。GeForce GTX 980の第2世代Maxwellアーキテクチャは、とくに電力効率面を重視したアーキテクチャだ。消費電力はもちろん、無駄な電力が熱に変換されると、熱設計にも影響を及ぼす。熱設計の指標であるTDPは、Kepler世代のハイエンドGPUが250Wクラスだったのに対し、GeForce GTX 980は165Wへと大幅な削減を実現しつつパフォーマンスは向上しているというのがこのGPUのポイントだ。そして、それをKepler世代と同じ28nmプロセス製造のまま実現していることも、第2世代Maxwellアーキテクチャの優れたところだ。

さて、250WクラスのGPUに合わせて設計された各社の高性能なクーラーは、165WのGeForce GTX 980と組み合わせることで、その冷却性能が静音性やOCといった点でマージンを生むわけだが、今回紹介するGIGABYTE「GV-N980G1 GAMING-4GD」は、さらに進化した最新クーラーとGeForce GTX 980という、一歩進んだ製品だ。搭載するクーラーは「WINDFORCE 600W」で、その名の通り600WクラスのGPUを冷却できるという触れ込み。一つ前の世代となる「WINDFORCE 450W」も、165WのGeForce GTX 980からすれば十分な冷却性能だが、それをさらに超越する超強力なクーラーだ。

TDP 165WのGeForce GTX 980に対し、600Wまで冷やせる超強力クーラー「WINDFORCE 600W」を組み合わせた「GV-N980G1 GAMING-4GD」。そのマージンにより100MHz超の大幅なオーバークロックを実現している

1,228MHzのコアクロックは現在のGeForce GTX 980カードでも最速クラス

GeForce GTX 980のリファレンスクロックは、コアクロックが1,126MHz、ブーストクロックが1,216MHzとなっている。一方、「GV-N980G1 GAMING-4GD」の定格は、コアクロックが1,228MHz、ブーストクロックが1,329MHzに設定されている。100MHz超の大幅なオーバークロック設定だ。GIGABYTEでは、そのビデオカード製造ポリシーとして、ライバル他社よりもより高クロックの製品を投入するというものがあると言うが、それを実現した格好だ。
 こうした高いオーバークロックの実現にも、同社は独自の選別ノウハウを有している。それが「GPU Gauntlet sorting technology」だ。高クロックで動作するチップのみを選別することで、「GV-N980G1 GAMING-4GD」の製品化が実現されているのだ。

NVIDIAの製造するGeForce GTX 980チップにも、オーバークロックマージンの大小がある。そこからより高クロックで動作するチップを選別するのが「GPU Gauntlet sorting technology」だ

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