エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.339

ASRock「Z97 Anniversary」とPentium G3258で、低コストなオーバークロックに挑戦

2014.07.10 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 Intel Pentium誕生20周年を記念して、市場に投入されたPentium G3258。実売8,000円前後の低価格モデルながら、CPU倍率を自由に設定できるアンロック仕様だけに、アキバでの売れ行きも好調ときく。
 そんなPentium G3258にピッタリのマザーボードが、今回の主役ASRock Incorporation(本社:台湾)「Z97 Anniversary」だ。Intel Z97 Expressを搭載しつつ、機能を厳選することで低価格化を実現したコストパフォーマンスモデル。その気になる実力をじっくりと検証していこう。
ASRock「Z97 Anniversary」 実勢売価11,000円前後
製品情報(ASRock/マスタードシード株式会社

搭載機能を厳選し、高品質・低価格を実現した「Z97 Anniversary」

今回検証を進める「Z97 Anniversary」は、Pentium AnniversaryことPentium G3258向け「Anniversary」シリーズに属するATXモデル。チップセットにはIntel「9」シリーズ最上位のIntel Z97 Expressを採用しながら、インターフェイスやピンヘッダ類など、搭載機能を厳選することで低価格を実現。Pentium G3258との組み合わせにより、低コストでオーバークロック環境を構築できるのが特徴だ。

「COMPUTEX TAIPEI 2014」のプレス向けカンファレンスでは、「Z97 Anniversary」とPentium G3258によるオーバークロックデモが展示されていた

またPentium G3258専用機能として、起動時に「P」ボタンを押すだけで、CPUクロックを3段階にチューニングできる「Pentium Anniversary Boost」を搭載。UEFIにも豊富なプリセット設定が用意され、初めてオーバークロックに挑戦するライトユーザーでも、簡単にチューニングが楽しめるよう配慮されている。

搭載機能を厳選したシンプルな構成が特徴の「Z97 Anniversary」。奥行は実測約190mmのショートサイズで、コンパクトなPCケースでも扱いやすい

続いて品質面に目を向けると、電源回路にはスムーズな電源供給を可能にするデジタル回路を採用。搭載コンポーネントも「プレミアム合金チョークコイル」「固体コンデンサ」「NexFET MOSFET」など、高品質パーツがチョイスされ、「K」シリーズにも対応する高い安定性と耐久性を実現。さらにこのクラスとしては珍しく、Intel製ギガビットLANや、オーディオ向けELNA製コンデンサを搭載する点もトピックと言えるだろう。

高品質なコンポーネントを搭載する「Z97 Anniversary」なら、「K」シリーズのオーバークロックも問題なく行うことができる

ディスプレイ出力豊富なMicroATXモデル「Z97M Anniversary」もラインナップ

「Anniversary」シリーズには「Z97 Anniversary」に加え、MicroATXに対応する「Z97M Anniversary」もラインナップされている。搭載チップセットや実装機能に大きな違いはないものの、リアインターフェイスには、DVI、HDMI、D-Subの3系統のディスプレイ出力を搭載。3画面の同時出力をサポートするなど、拡張性が強化されている。その分価格も若干上乗せされているが、スリムPCやコンパクトPCを構築したいならオススメの1枚だ。

ASRock「Z97M Anniversary」 実勢売価12,000円前後
製品情報(ASRock/マスタードシード株式会社

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