エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.291

極まって薄く軽い、ゲーミングノートの革命機 MSI「GS70 Stealth」の魅力

2013.12.29 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 ゲーミングマシンの第一義はパフォーマンスと答えたいところ、そうとばかりも言っていられないのがノートPCというプラットフォーム。デスクトップPCにないフットワークの軽さを身上とするせいだが、実際はどうだろう。パワフルさを追い求めた末に、一般に言う“ゲーミングノート”はすっかりマッチョになってしまっている。
 そんなジレンマを抱えるこのカテゴリーに風穴を開けるモデルがMSIから登場、業界で話題を呼んでいる。ゲーマーのツボを押さえた装備を余すことなく搭載しつつ、極めて薄く軽い。今回のエルミタ的速攻撮って出しレビューでは、ノートPCでゲームをすることの意義を改めて教えてくれそうな、「GS70 Stealth」(型番:GS70 2OD-048JP)を取り上げてみたい。
MSI「GS70 Stealth」(型番:GS70 2OD-048JP) 実勢売価199,800円前後
製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
MSI G-Siries(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

厚み21.8mmを実現した、薄すぎる本格派ゲーミングノート「GS70 Stealth」

満足いくスペックを追い求めれば大型化・重量増は避けられず、サイズ感ばかりを重視してはゲーミングマシンの本分をなさない。ゲーミングノートは初めから自己矛盾を抱えているようなもので、それゆえスペックのパッケージングが非常に難しい。ディスプレイもある程度の大きさを確保する必要があり、本格派ともなれば持ち運びに難渋する大型モデルになってしまうのはある種当然の成り行きと言える。
その点でMSIが市場に投入した「GS70 Stealth」の厚みはわずか21.8mmと、17.3インチディスプレイ搭載のゲーミングノートとしては、際立って薄い。何やら勝手なもので、薄型化が過ぎれば剛性が心配になってくるところ、アルミマグネシウム合金を採用する筐体は強度も十分。表面には高級感を演出するブラッシュド加工が施され、見た目にもゲーマーの感性を満足させてくれる。

まるで楽器が入っているのかと錯覚してしまいそうな、巨大なパッケージ。何やら開ける前からユーザーをワクワクさせてくれる

つめ込まれたのはゲーマーも納得のハイパフォーマンス

この薄型筐体からは想像できないハイパフォーマンス仕様の装備群。Core i7-4700HQ+GTX 765Mの組み合わせに、16GBメモリ、RAID 0構成のストレージ、Killer NICを搭載する

17インチゲーミングノートとして最薄・最軽量級に位置する「GS70 Stealth」は、ゲームパフォーマンスにおいても完成度が高い。その薄型筐体には、Haswell世代の4コア8スレッドCPU「インテル® Core™ i7プロセッサー」、グラフィックスに「NVIDIA Geforce GTX 765M(GDDR5 2GB)」を搭載。メモリはDDR3-1600 16GB(8GB×2)、ストレージにはRAID 0で構成されるmSATA SSD×2の“Super RAID”をそれぞれ実装する。液晶ディスプレイは昨今の“ゲーミング標準”といえる1,920×1,080ドットのフルHD解像度に対応、映り込みの少ないノングレアタイプが採用され、快適にゲームプレイを楽しめる。
 また、ネットワークにはKiller Wi-FiとEthernetアダプターを統合した、低遅延・高レスポンスの「Killer DoubleShot」を搭載する。ゲーマー御用達といえる“Killerシリーズ”チップにより、有線・無線LANのどちらにおいても快適で安定した接続環境を構築可能だ。

ゲーマーも太鼓判を押す「GS70 Stealth」

「GS70 Stealth」は、先月にソフマップ秋葉原本館にて開催された「MSIゲーミングノートPC体験会」にも主役級として登場。会場では「Alliance of Valiant Arms(AVA)」で活躍するゲーミングチーム「GALACTIC」が徹底解説を行った。

解説セッションでは「ハイスペックな本格派ゲーミングノートとして、ここまでの薄さは衝撃的」と語るとともに、「ホンキのゲームプレイはもちろん、仕事にもオールラウンドに使える。家の中どこでも気軽に持ち運べるので、机の上に縛られないカジュアルな遊び方に向くと思う。最近大会でも増えてきた女性プレイヤーや、1台ですべてを済ませたい学生にもオススメ」と、オールラウンダーな使い勝手を絶賛していた。

また、周辺機能の充実ぶりも見逃せない。これまで手がけたゲーミングノート同様、SteelSeries製のフルカラーLED搭載パンタグラフ式キーボードを引き続き採用。サウンド環境へのこだわりも抜かりなく、Creative製のサウンドスイートSound Blaster Cinemaに対応する独自回路「Audio Boost」を実装。サブウーファーを備えた2.1chスピーカーに加え、ヘッドセットやヘッドホンを繋ぐだけでバーチャルサラウンド環境を手軽に味わうことができる。
 どちらも通常のノートPCでは弱点になりがちな部分ながら、「GS70 Stealth」ではゲーミングマシンに相応しい装備で固められているという印象だ。

Radeon党も安心。姉妹モデル「GX70 3BE」もチェックしておく

さて、今回の主役はあくまで「GS70 Stealth」なワケだが、「どうしてもAMD環境でプレイしたい!」というこだわりをもつ“Radeon党”もいるだろう。そんな人にオススメなのが、姉妹モデルとして販売中の「GX70 3BE」だ。

GX70シリーズ MSI「GX70 3BE」(型番:GX70 3BE-055JP) 実勢売価167,800円
製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

「GS70 Stealth」とは打って変わって、“Richland”ことAMDの最新クアッドコアAPU「A10-5750M」(4コア/2.50GHz/TC時3.50GHz/L2キャッシュ4MB)と、モバイル向けRadeon最上位のRadeon HD 8970Mを組み合わせる“フルスペックAMD環境”なゲーミングノートに仕上がっている。メモリやストレージ構成など一部は異なるものの、ネットワークチップに「Killer E2200」を搭載、SteelSeries製キーボードを採用する機能面のこだわりは健在だ。

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