エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.270

オールインワン水冷のニュータイプ Antec「Kuhler H2O 1250」

2013.10.16 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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「Kuhler H2O 1250」取り付け手順解説

ここからは「Kuhler H2O 1250」の組み込み手順を解説していく。ひと頃に比べれば選択肢が増えてきた240mmサイズラジエターのオールインワン水冷ユニットだが、中でも「Kuhler H2O 1250」はポンプ搭載位置を移動させ、さらにデュアル仕様にしたことで、他社モデルとは一線を画す斬新なスタイルに仕上げられている。強力な圧送力による冷却パフォーマンスは非常に楽しみだが、一方でラジエター部の大型化に伴い、搭載スペースの壁はクリアしなければならない。
そこで冷却能力テスト実施にあたり、ここからは組み込み手順と共に、「Kuhler H2O 1250」ならではの「利点と悩み」も解説していこう。

「最大の特徴」が「最大のネック」
~搭載できるPCケースとできないPCケース~

今回リリースされた「Kuhler H2O 1250/950/650」の各モデルには、それぞれ搭載可能PCケースのモデル名が開示されている。120mmサイズラジエター「Kuhler H2O 950/650」については、Antecブランドのほとんどのモデルに搭載できる(「Twelve Hundred」のみ注釈付)。しかし240mmサイズラジエターに加え、冷却ファン部にポンプが張り出す「Kuhler H2O 1250」になると、たちまち選択肢は減り、僅かに「P280」シリーズのみになってしまう。

Kuhler H2O 1250
一般的なオールインワン水冷ユニットに比べ、ポンプ分の張り出しが大きく、このスペースが確保できるか否かでPCケースを選ぶことになる

確かに「P280」はバリエーションモデルも用意され、国内市場でも根強い人気があるものの、1モデルだけというのは寂しい。とはいえ、これはAntecブランドに限定した場合のこと。市場に出回るPCケースからは搭載可能モデルを見つけ出す事ができるはずだ。ちなみに今回の搭載テストを行うにあたり、Antec国内正規代理店のリンクスインターナショナルからCORASIR「330R」を借り受けた。実はこのモデルは搭載ができる。
 このように、汎用性の問題がどうしてもネックになってしまう「Kuhler H2O 1250」だが、搭載サンプルと解説を参考に、手持ち機材への搭載可否を見極めて欲しい。また新規導入を検討するならば可能な限り、事前に情報を収集しておきたい。

まずはウォーターブロックをマウントしておく

オールインワン水冷ユニットのマウントは、ウォーターブロックとラジエターの2箇所が基本。いずれもマザーボードやPCケースに固定する前に、ある程度の”仕込み”が必要だ。これまで数多くのオールインワン水冷ユニットに触れてきたが、マウント方法は少しずつ改良が加えられ、着実に進化している。「Kuhler H2O 1250」も搭載手順に大きな違いはないものの、ブラケットのスライド機構等なかなかよくできている。

Kuhler H2O 1250 Kuhler H2O 1250
「ユニバーサルバックプレート」に「スクリューガイド」をはめる。今回の検証にはIntel LGA1150(Core i7-4770K)を使うため、真ん中の穴を使用
Kuhler H2O 1250 Kuhler H2O 1250
「ユニバーサルブラケット」4つの”脚”を「Intel」側にセット。ツールフリーのスライド式で、なかなかよくできている
Kuhler H2O 1250 Kuhler H2O 1250
「ユニバーサルブラケット」の隙間に、ゴム製「ブラケットクリップ」を装着 「ユニバーサルバックプレート」に「バックプレート固定用シール」(両面シール)を貼る。マザーボード裏に貼り付ける事で、バックプレートとネジの固定がし易くなる
Kuhler H2O 1250 Kuhler H2O 1250
「ユニバーサルブラケット」をウォーターブロックの溝に合わせ、スライドロックすれば仕込みは完了
Kuhler H2O 1250 Kuhler H2O 1250
「ユニバーサルバックプレート」をマザーボードのネジ穴に合わせておく 「LGA775/1150/1155/1156/1366専用スクリュー」で対角線にネジを締めていく
Kuhler H2O 1250
ぐらつきなどを一応チェックして、ウォーターブロックの固定は完了
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