エルミタ的「一点突破」 Vol.30

Noctua「NH-U14S」検証

2013.08.11 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket

Noctua「NH-U14S」ベンチマークテスト実施

「NH-U14S」のパフォーマンスを知るべく、ベンチマークテストを実施してみよう。Haswell世代に向けて設計・開発されたモデルだけに、検証にはIntel Core i7-4770Kを用意。定格運用での冷却能力をはじめ、冷却ファンの回転数、騒音値、さらにヒートシンクのポイント別温度計測も併せてテストしている。なお検証構成詳細は以下通り。

NH-U14S

NH-U14S
従来通り、検証はPCケースには組み込まず、市販のベンチ台で行っている。当日は室内温度28.6℃で、とにかく暑い。各々1時間のベンチマークテスト中、要所を除きテスターは冷房の効いた部屋にエスケープしていた事は内緒である

CPU温度計測結果

まずは「OCCT 4.4.0」を使い、高負荷状態1時間経過時の結果をみていこう。計測には「HWMonitor」のCPU Core Packageの数値を採用。また今回の検証にあたり、先日実行したIntel Core i7-4770Kに同梱される純正CPUクーラーの数値も比較掲載してみた。

NH-U14S
室内温度28.6℃/湿度53%

今やIntelの純正CPUクーラーは、完全にオマケの感は否めないが、「NH-U14S」標準状態(冷却ファン定格回転時)で、最大62℃となり、その差は22℃になった。さらに冷却ファンの回転数を減速できる「L.N.A」接続時は67℃で、定格との差は5℃だった。この差は決して僅かとは言えない数値。冷却ファンの回転数が若干落ちた程度でも、ヒートシンクが敏感に反応する傾向にある。

冷却ファン回転数計測結果

次に冷却ファンの回転数をモニタしてみる。計測には「HWMonitor」を使い、アイドル時(起動後10分間放置後)および高負荷時(高負荷状態1時間経過後)、いずれも1分間の数値を目視。最大値と最小値を見つけ、その平均値を採用している。

NH-U14S
室内温度28.6℃/湿度53%

標準搭載される冷却ファン「NF-A15 PWM」は、最小300rpmから最大1,500rpm(L.N.A接続時は1,200rpm)のワイドレンジ仕様だが、何度計測を試みても、最小回転数は600rpm台を下回ることは無かった。Core i7-4770Kのアイドル状態でも、この程度の回転数は必要というワケだ。最大回転数は定格の高負荷状態で1,186rpmを計測。スペック上の最大回転数1,500rpmまでにはまだ余裕がある。また、L.N.A接続時では997rpmと、僅かに1,000rpmを切っている。今回のテスト構成では、定格とL.N.Aの回転数差は約200rpm程度あり、減速ケーブルの効果をハッキリと確認できている。

騒音値計測結果

最後に騒音値を計測してみよう。いつものように、CPUクーラーの冷却ファン吸気側から30cmの位置にデジタル騒音計を設置。アイドル時、高負荷時での動作音をモニタしてみる。なお計測を実施した室内の生活騒音値は28.9dBAだった。

NH-U14S
室内騒音値28.9dBA

アイドル時は定格時、L.N.A接続時共に33dBA前後。高負荷時は定格で36.3dBA、L.N.A接続時は34.7dBAだった。高負荷状態はいずれも静音の範囲内に収まっている。数値では表せない、実際に耳に聞こえてくる感覚でも、決してうるさく感じることはなく、Core i7-4770Kを定格で運用するならば、無理にL.N.Aを接続する必要はないだろう。

totop