エルミタ的「一点突破」 Vol.30

Noctua「NH-U14S」検証

2013.08.11 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 欧州テイストの洗練されたパッケージ、確かな工作精度、そして高い冷却能力。各国の自作マニアから高い支持を得ているご存じNoctua(本社:オーストリア フッテンガッセ)から、「NH-U14S」「NH-U12S」が届けられたのは日本国内での発売が始まる直前の事だった。それから数ヶ月もの間、検証する機会を今か今かと窺っていたワケだが、ここへきてようやくスケジュールの調整をつけることができた。
 そこで今回は、心ならずも編集部で虎視眈々と出番を待つはめになった不遇な2製品の中から「NH-U14S」をチョイスし、Haswell世代CPUとのパフォーマンスから相性をチェックしてみたいと思う。

「Noctuaプレミアム」の不思議

NH-U14S
Noctua「NH-U14S」 実勢価格税込9,000円台中盤
製品情報(Noctua

今回の主役「NH-U14S」は、今年4月にグローバルリリースが打たれた、Noctuaブランドのサイドフロー型CPUクーラーだ。
 その印象的な佇まいからコアな自作派には空冷最強メーカーと言わしめるNoctuaだが、「NH-U14」はナローヒートシンクデザインを採用した、オーソドックスなモデル。代名詞的な大型ヒートシンクとデュアル(またはトリプル)ファン構成の巨大CPUクーラーとは相反して、最も需要の多いミドルレンジの自作派がターゲットになるだろう。また、実勢価格はやや高め。欧州からのロングフライトを経て上陸してきたことを差し引いても、同等設計のサイドフロー型CPUクーラーに比べれば、かなりの割高感は否めない。
 それでも国内でのNoctuaブランドの人気は不思議と根強いのだ。デフレ傾向が続く自作PC業界にあって希有なメーカー、このブランドの信頼性と一目置かれる品質の高さを「Noctuaプレミアム」と呼びたい。

Ivy BridgeからHaswellへ。世代をまたぐ「NH-U14S」

「NH-U14S」がリリースされた4月といえば、Intel Core iファミリー第4世代(Haswell)はまだデビューしていない。ただし第3世代(Ivy Bridge)のLGA1155/1156と、第4世代のLGA1150は、CPUクーラーに互換性がある。比較的開発からリリースまで時間を要するNoctuaが、Haswellデビューを待たず投入してくるあたり、「NH-U14S」に対する思い入れの強さは容易に想像できる。
 そんなNoctuaの力作、「NH-U14S」の冷却パフォーマンスはいかがなものか。早速検証を始めよう。

NH-U14S
標準搭載ファンは、高さ140mm×幅150mmの「NF-A15 PWM」。Noctuaのコーポレートカラー、ブラウン&ベージュが象徴的だ

NH-U14S

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