エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.178

ドスパラ×ZALMAN共同企画モデル Z9PLUS-DIV-U3検証

2012.09.27 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 今回の主役は、国内市場で最も著名なエントリークラスPCケース、ZALMAN「Z9 PLUS」のバリエーションモデル「Z9PLUS-DIV-U3」だ。従来の型番に見慣れないアルファベットと枝番の付いたこの製品は、8月19日より発売が開始された、ZALMANとドスパラのコラボレートモデル。全国21ヵ所展開のドスパラ店舗と通販のみで購入可能な独占販売品で、一般市場流通モデルとの差別化を図った、税込5,980円というバリュープライスも魅力だ。
 著名PCケースのバリエーションモデルの出来映え、さらに国内市場での根強い人気の秘密を隅々チェックしていくことにしよう。

国内で最も著名なエントリークラスPCケース

ZALMAN TECH(本社:韓国)「Z9 PLUS」は、“ミドルクラスにも遜色ないギミック”ながら、“明らかにバリュークラス”の価格で市場を席巻し、PCケースカテゴリでは異例のロングセールスを記録しているモデルだ。
 過去にも“売れ続けたPCケース”は存在しているが、売価5,000円クラスで爆発的にヒットし続けたモデルはあまり記憶にない。これまでどうしてもアッパークラスやミドルハイに位置する著名なPCケースに触れる機会が多く、バリュークラスは手薄になっていたが、これほどまでに売れ続けているモデルを放置しておくわけにはいかない。恐らくは自作PCケース史上に名を残すであろう「Z9 PLUS」を、バリエーションモデル「Z9PLUS-DIV-U3」の登場を機に、いじり倒そうというのが今回の趣旨だ。

ドスパラ×ZALMAN共同企画
Z9PLUS-DⅣ-U3 税込5,980円
製品情報(ドスパラ

人気の秘密はコストパフォーマンスだけなのか?

エルミタ編集部とはなにかと縁のあるZALMANだが、以前お届けした「エルミタ的業界インタビュー『オピニオン』 Vol.9」の席で、「Z9 PLUS」について話を聞いている。
 それによると「Z9 PLUS」は、戦略的価格設定が功を奏し、爆発的な売り上げを記録。全体の25%(2012年3月現在)が日本市場へ出荷されているという。失礼ながら、ZALMANブランドのPCケースでこれほどまでに大成功を収めたモデルはなく、空前の大ヒットと言っていいだろう。
 ご多分に漏れず、自作市場もデフレ傾向にあるワケで、この価格帯のPCケースは決して珍しくはない。ただし冒頭にも触れたように、異例のロングセールスは未だに衰えず、ファーストロットで売り切ってしまう格安ケースとは確実に違う性格を持ち合わせている。“異例中の異例”である「Z9 PLUS」の人気の秘密はどこにあるのだろうか。
 さらに今回リリースされた本稿の主役「Z9PLUS-DIV-U3」は、ドスパラの独占販売モデルとして登場。フロントパネルデザインを変え、さらに市場からのリクエストに応えたフロントUSB3.0ポート化で差別化を図ることで、完全に同カテゴリでの独走態勢に入ったと言える。

ドスパラ&ZALMAN共同企画モデルはどこが違うのか

向かって左側に位置するUSB3.0ポート。フロントアクセスの利便性は大幅に向上するはずだ

 ドスパラ&ZALMAN共同企画モデル「Z9PLUS-DIV-U3」は従来モデルから2つの変更が加えられている。
 1点目はフロントパネルデザイン。もう1点はフロントI/Oポートで、ドスパラモデルではUSB3.0×2ポート/USB2.0×2ポートに強化された(従来モデルはUSB2.0×4)。USB3.0は外部ストレージを筆頭に急速に普及し、今やPCケース側I/Oポートは標準装備。フロントアクセスに大きなアドバンテージを感じる人にとって、ドスパラモデルの登場は大歓迎といったことろではないだろうか。
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