エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.175

ハイエンドも静かにしっかり冷却するGIGABYTE「GV-N670WF2-2GD」

2012.09.21 更新

文:テクニカルライター 藤田 忠

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 GeForce GTX 660とGeForce GTX 650の登場で、ローからハイエンドまでが出そろった「Kepler」世代GPU。数多くのオーバークロックモデルやオリジナルクーラー搭載モデルが店頭を賑わしているが、注目なのはGIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)「Triangle Coolテクノロジー」採用オリジナルクーラーの「WINDFORCE X2」搭載モデルだ。「エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.166」で、その優れた静音性と冷却性能の片鱗は垣間見れたが、まだまだその性能には余裕がある印象だった。
 今回は、そんな「WINDFORCE X2」とハイエンドGPUのGeForce GTX 670を搭載する「GV-N670WF2-2GD」で、その秘めたる実力をCFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)から借り受けたサンプルで、じっくり試していくことにしよう。
GIGABYTE TECHNOLOGY「GV-N670WF2-2GD」
メーカー希望小売価格38,980円
製品情報(CFD販売株式会社

GTX 680に迫る性能を発揮するゲーマー注目GPUのGTX 670

GeForce GTX 670(以下、GTX 670)は、「Kepler」こと「GK104」コアのシングルGPU最上位となるGeForce GTX 680の下位モデル。GPU性能の中核となるSMX(Streaming Multiprocessor eXtreme)とストリーミングプロセッサ、ベースクロックは、GTX 680より低下しているが、メモリクロックやメモリバス幅、ROP数はまったく同等になっている。「Kepler」アーキテクチャ初のミドルレンジGPUのGeForce GTX 660Tiと同じように、ベースクロックやメモリクロックのオーバークロック次第では、ワンラク上のGPUに迫る性能を手ごろな価格で手に入れられるのがポイントだ。

GIGABYTE独自の品質基準を採用する最新モデルの「GV-N670WF2-2GD」

今回、性能を試した「GV-N670WF2-2GD」は、GIGABYTEのGTX 670搭載カスタマイズモデルでは2製品目で、上位モデルとなる「GV-N670OC-2GD」と同じ、2オンス銅箔層採用基板や日本製耐久性固体コンデンサ、フェライトコアチョークなどの高品質コンポーネント採用するGIGABYTE独自の品質基準「Ultra Durable VGA」対応はそのままに基板長を短縮。さらにクーラーをトリプルファンを備える大型クーラーの「WINDFORCE 3X」から、100mm径ファンをデュアルで備える「WINDFORCE 2X」に変更することで、ボード総長の短縮がなされている。
 GIGABTEオリジナルVGAクーラーの新型「WINDFORCE」シリーズには、優れた冷却性能と静音性を可能にする「Triangle Cool テクノロジー」が採用されている。GPUコア部の熱を吸収する最も重要なヒートシンク部には、従来の四角構造とはひと味違った新設計の三角構造ヒートシンクを使用。冷却ロスとなるファンの乱気流を抑え、効率良くヒートシンクが吸収した熱の放出が可能になっている。結果的に低回転でも十分な冷却が行なえるため、静音性も向上している。

独自形状となる3ブロック構造のヒートシンクにφ8mmの極太ヒートパイプを備える「Triangle Cool テクノロジー」と100mm径デュアルファンが、しっかりGPUを冷却する

独自形状となる3ブロック構造のヒートシンクにφ8mmの極太ヒートパイプを備える「Triangle Cool テクノロジー」と100mm径デュアルファンが、しっかりGPUを冷却する

主なスペックはリファレンス準拠だが、ベースクロックはリファレンスの915MHzから941MHzにオーバークロックされており、ブーストクロックも最大1,019MHz(リファレンス980MHz)と高速だ。PCI-Express補助電源は6pin×2の構成で、推奨システム電源容量は500W以上とハイエンドGPUながら扱いやすい仕様になっている。出力インターフェイスはDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1を備え、最大4画面出力をサポートしている。


「GPU-Z 0.6.4」の結果。設定はベースクロック941MHz、ブーストクロック1020MHz、メモリクロック1,502MHz(6,008MHz相当)になっている

「GPU-Z 0.6.4」の結果。設定はベースクロック941MHz、ブーストクロック1020MHz、メモリクロック1,502MHz(6,008MHz相当)になっている

ハードウェアモニタツール「HWiNFO64」の結果。3D負荷時のブーストクロックは1,071MHzまでアップするが、アイドル時はベース、メモリクロック、電圧はダウンし、消費電力を抑えている

ハードウェアモニタツール「HWiNFO64」の結果。3D負荷時のブーストクロックは1,071MHzまでアップするが、アイドル時はベース、メモリクロック、電圧はダウンし、消費電力を抑えている

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