エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.159

謳い文句は本当か? 経年劣化で速度低下無し PLEXTOR「PX-256M3P」長期ロードテスト敢行

2012.07.27 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 高速かつ安定した性能で人気の高いPLEXTORブランドのSSD。「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」ではこれまでに合計3回のPLEXTOR製品検証を行ったが、ベンチマークテストではいずれも高いパフォーマンスを発揮した。
 ただしもうひとつの特徴である、長期間使用でもパフォーマンスが低下しない「True Speed Technology」については、短期間のテストでその効果を実証するのは難しく、これまで検証を行ったことがなかった。
 そこで今回はPHILIPS & LITE-ON DIGITAL SOLUTIONS(PLDS)が展開するPLEXTORブランドの国内正規代理店である株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)の全面協力により、「M3 Pro」シリーズ「PX-256M3P」を使って長期ロードテストを敢行。2台のPCに実際に組み込んで、これから1年間に渡り性能がどのように変化していくのかチェックすることにした。
PLEXTOR「PX-256M3P」
製品情報(株式会社リンクスインターナショナル)
市場想定売価税込24,000円前後(2012年7月末現在)

安定性と品質で他社との差別化を図るPLEXTORブランド

高品質ハードウェアと最適化ファームウェアで構成される「True Speed Technology」

これまでSSDといえば、HDDとの違いがわかりやすく数値的なインパクトも強いシーケンシャル性能をウリにする製品が多かった。しかし最近ではSATA3.0(6Gbps)インターフェイスの限界もあり、シーケンシャル性能はほぼ横並び。そのためメーカー各社とも、ランダム性能重視、価格重視など方向転換を強いられている。
 一方、PLEXTORブランドは当初から安定性と品質に注力することで他社との差別化に成功。ブランドイメージにマッチしたその戦略はユーザーの信頼を勝ち取り、SSD戦線の主役へと躍り出た。
 そんなPLEXTORブランド最大の特徴が「Marvell製コントローラ」「高品質なNANDフラッシュ」「オリジナルファームウェア」で構成される複合技術「True Speed Technology」だ。ハードウェア、ソフトウェアの両者を最適化することで“長期間の運用でも安定したパフォーマンス”を実現する「True Speed Technology」の効果を今回の長期ロードテストで明らかにしていきたい。

PLEXTORブランド定番の組み合わせ、Marvell製コントローラと東芝製NANDフラッシュを採用する「M3 Pro」シリーズ

それでは今回検証する「M3 Pro」シリーズ256GBモデル「PX-256M3P」の紹介も兼ねて、構成ハードウェアを確認していこう。なお基板などの詳細については「エルミタ的一点突破 SSD編 Vol.4 PLEXTOR 『PX-M3/PX-M3P』シリーズ検証」に詳しいのでこちらも合わせて参照いただきたい。

Marvellコントローラでも上位にあたるサーバーグレードモデル「88SS9174」

最近上位モデルを中心に採用が進む東芝製Toggle MLC NANDフラッシュ

コントローラは、データサイズや圧縮率の影響を受けることなく一定のパフォーマンスを発揮するMarvell製サーバーグレードモデル「88SS9174」を搭載。さらにNANDフラッシュには高速かつ信頼性に優れる東芝製24nmプロセスToggle MLC NANDフラッシュを組み合わせ、シーケンシャル、ランダムアクセスとも高い性能を実現する。
 ちなみに、最近ではランダム性能や耐久性を重視したハイエンドモデルを中心に、Toggle MLC NANDフラッシュ採用製品が増えているが、PLEXTORブランドはまさにその礎を築いたと言っても過言ではないだろう。
 なお、容量は128GB、256GB、512GBの3モデルがラインナップされ、転送速度は今回検証する256GBモデル「PX-256M3P」ではシーケンシャル読込540MB/sec、書込420MB/sec、ランダム読込75,000 IOPS、書込68,000 IOPSに設定されている。

M3Pシリーズ

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