(ギークな日々)MVNOが3キャリアを扱う時代、事業者と料金選びが複雑化している!

2019.03.01 00:00 更新

2019.03.01 取材

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MVNOでもキャリアの契約でも、自分がどういった料金プランを使っているか、パッと答えることはできるだろうか?格安SIMユーザーが増えつつある今日このごろ、MVNOが利用している回線でも似たようなケースが増えている。

圧倒的多数を占めていたドコモ回線の時代

格安SIMサービスを提供しているMVNOは、大手3キャリアから回線を借りている。OCNモバイルONE、BIGLOBEモバイル、IIJ mio、楽天モバイルなど事業者は多数存在しているが、2013年頃まではほぼすべてNTTドコモの回線を利用していた。

そのため「格安SIMはどの会社を使っているの?」という質問をして「OCNだよ」とか「日本通信だよ」という答えが返ってきても、その会話には「使っているのはドコモ回線」という暗黙の了解があったのだ。

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MVNOといえばドコモ回線だった時代。事業者は違っても、結局ほぼすべてドコモ回線を使っていた

“MVNO=ドコモ回線”時代の終わり。auとソフトバンク回線の登場

MVNOにau回線やソフトバンク回線があってもいいじゃないか、という需要が高まり、その流れが変わり始める。au回線のmineoやKDDI傘下のUQ mobileが登場したのは、2014年のことだ。

当初はその構図からしばらく動きがなかったところ、業界古参のIIJ mio 、BIGLOBEモバイルが立て続けにau回線の取り扱いを始めたあたりから、一気に情勢が変わった。mineoがドコモ回線を始めたり、nuroモバイルがソフトバンク回線を始めたりと、複数のキャリア回線を扱う事業者が増えることになった。

mineoやLINEモバイル、九州のQTモバイルあたりは、すでに大手3キャリアの回線を網羅している。もはやMVNO=ドコモ回線という概念は通用しない時代になった。

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MVNOはドコモ回線、という話は過去のもの。複数回線を扱う事業者が増え、ソフトバンク傘下のLINEモバイルは3キャリア回線を扱っている

スタッフもユーザーも大変、自分の回線をしっかり把握しよう

筆者が販売員だった頃、MVNO SIMを持ち込んだお客さんの多くはドコモ回線を利用するSIMカードだった。画面のアンテナにdocomoと表示されていることから、本家ドコモと勘違いしている人も多かったくらいだ。

ところが今では、一口に「mineo」と言っても複数の回線を扱っており、当然ながら対応する端末も回線次第で変わってくる。そもそも契約時に「今au回線を選ぶとお得!」などのキャンペーンに惹かれて回線を選ぶ場合も多く、料金プランを選ぶ感覚で回線を決めてしまっている例も多い。そうなると、料金プランの詳細が分からないのと同じように、使っている回線も曖昧になったりする事態が起こり得るのだ。

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ある程度の事前知識があれば、端末選びもスムーズになるハズ

「mineoのどの回線でしょうか」という問いに「いや、SIMフリーだよ」という答えが返ってくるのは、店頭での“MVNOあるある”。場合によっては使いたいスマートフォンとSIMが合わないなんて場合もあり、よく理解した上で契約する必要がある。回線系列を制して、SIMフリーの世界をこれまで以上に楽しもう。

文: フリーライター 太田 文浩

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