【TGS2018】Ryzen搭載のポータブルゲーミングPC「SMACH Z」は自作風味のハードだった

2018.09.20 22:58 更新

2018.09.20 取材

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スタートアップ企業のSMACH(本社:スペイン)が開発した、Ryzenを搭載するポータブルゲーミングPC「SMACH Z」がいよいよ発売間近。「東京ゲームショウ2018」にて国内向けに初披露された。

日本にも年内に登場予定。自作パーツでメモリ・ストレージを増設できる?

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スペイン語が飛び交う小さなブースの中心に座していた「SMACH Z」。現時点で予約がスタートしており、国内向けの発売も決まっている

ベースモデルまで遡れば数年という、粘り強い開発期間を経て完成に近づいている「SMACH Z」が「東京ゲームショウ2018」に持ち込まれた。

Kickstarterにおけるクラウドファンディングで成功を収め、開発が進められていたガジェット。外観は大きめの携帯ゲーム機のようなスタイルだが、OSにLinuxベースの「SMACH OS」またはWindows 10 Homeを搭載するという、コンパクトなポータブルPCなのだ。

ハードウェア面でも興味深い構成で、CPUにRyzen Embedded V1605B(最大3.6GHz)、グラフィックスはRadeon Vega 8(2.6 TFLOPS)を搭載。技術責任者いわく「パワフルでローパワー、ポータブルのゲーミングPCに必要なすべてを備えている」という理由からRyzenを選択、「AAAタイトル(メジャータイトル)がストレスなくプレイできる」と謳われている。

実際に同社の検証では、「Overwatch」や「Grand Theft Auto V」、「The Witcher 3」などのゲームが問題なく動作したとか。一般的なデスクトップPCに負けないパフォーマンスが期待できるというワケだ。

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実際の動作をチェックできるかと思いきや、静態展示のみだったのは残念。パーツなどは現状の最終版と同じ状態らしいが、デザインは若干変更の可能性を残しているらしい
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インターフェイスはHDMIやUSB、microUSB、USB Type-C、SDスロット、イヤホンジャックなど。無線LANとBluetoothにも対応している。冷却ファンの排気口も確認できる

ディスプレイには、フルHDの6インチタッチ液晶を採用。購入時に仕様をカスタマイズできるBTOに対応しており、基本構成はメモリ4GB+ストレージ64GBでカメラ非搭載の「SMACH Z」(税抜89,900円)、メモリ8GB+ストレージ128GBで500万画素カメラ搭載の「SMACH Z PRO」(税抜119,500円)、メモリ16GB+ストレージ256GBで500万画素カメラ搭載の「SMACH Z ULTRA」(税抜144,500円)をラインナップしている。

もっともこれらの仕様は購入時に選択して終わりではなく、購入後のカスタマイズに対応している点も面白い。筐体はユーザーの手で開閉可能になっており、DDR4 SO-DIMMと2242フォームファクタのM.2 SSDスロットを備え、通常のPCよろしくメモリ・ストレージの拡張が可能という。

また、ボタン構成も自由なカスタマイズに対応。十字キーやスティック、複数パターンのゲームボタンなどのオプションを用意することで、購入後に入れ替えることもできるらしい。

SMACHZ_1024x768g なんとSO-DIMMとM.2の拡張スロットを備えているようで、購入後にスペックを「ULTRA」級に強化することができる。このサイズでパーツの増設ができるとは
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ボタン構成も複数のオプションユニットを組み合わせることで、自由に変更できるという。購入後に変更できる点も嬉しい

そのほか、ネットワークはBluetooth 4.0と無線LANをサポート。バッテリー容量は3,200mAhで、45分間の充電で最大約7時間動作する。やや大振りな筐体ながら、持ってみるとそれほど大げさな重さではなく、メーカーによれば「某N○ntendo Switchとあまり変わらない」という。

その「SMACH Z」は、12月にも国内向けに発売が開始される予定。カラーはDeep BlackやIndigoのほか、価格が異なるZombieやGoldenといったバリエーションを合わせ、全7色がラインナップされている。

文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
東京ゲームショウ2018: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/

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