1951年創業の“山の店”「ニッピン秋葉原本店」が10月末で閉店

2017.10.13 00:00 更新

2017.10.12 取材

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登山用品・スキー・スノーボードなどを販売している、アウトドア用品店「二ッピン秋葉原本店」が10月30日(月)をもって閉店することが分かった。1951年創業という、秋葉原界隈ではかなりの老舗。パーツ通りでもお馴染みの顔が、また一つ姿を消すことになった。

ビルの老朽化により閉店し、神田店に集約。周囲の建物を含め解体に

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アキバでは珍しい“山の店”としてお馴染みだった、パーツ通り入り口の「ニッピン秋葉原本店」が閉店。長く通う常連も多い、アウトドア用品の老舗店だ

秋葉原で長く営業を続けてきた、アウトドア用品専門店の「ニッピン秋葉原本店」(所在地:東京都千代田区外神田3-11-11)。その創業は1951年と古く、登山靴やザック、テント、シュラフなどの登山グッズをはじめ、スキーやスノーボード用品に至るまで、豊富に取り揃えていた。現在の秋葉原においては、珍しいショップといえる。

閉店情報が出回ったのは、10月12日(木)午前にニッピン神田店の公式Twitterがつぶやいた「突然ですが、秋葉原本店ビルが耐震強度の基準を満たさなくなったため、10/30(月)を持ちまして本店を閉店し、拠点を神田に移すことになりました」というツイートがきっかけ。30日(月)に閉店となる秋葉原店では、15日(日)12:00より「閉店セール」も開催される。

nippin_close_1024x1024 神田店の公式Twitterアカウントにて、10月30日(月)を最後に秋葉原本店が閉店するとアナウンス。「長年のご愛顧に感謝」として、お買い得品目白押しの閉店セールも行われる

そこで告知があった当日、早速にニッピン秋葉原本店に直行。同店で店長代行を務める高橋氏に話を聞くことができた。

「この度はビルの耐震基準などもあり、拠点を秋葉原から神田に移すことに。長く営業してきたおかげで、多くの常連さんに足を運んでいただきました。」と、感慨深そうに語る同氏。15日から始まる閉店セールは、第1弾から第3弾まで一週間ごとにお買い得品が変わる内容で、「これから山を始めてみようという方にとって、普通に一式を揃えるよりかなりお買い得。皆さん、最後にぜひ遊びに来てください」とのこと。

戦後の秋葉原の歴史とともに歩んできた「ニッピン秋葉原本店」。老舗の撤退により、またも秋葉原の景色が変わる。

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以前から噂になっていた、ニッピン周辺の再開発の話題。いったい跡地には何ができるのか?

余談ながら、この界隈の再開発については、以前にアキバでお馴染みの中華料理店・雁川の公式Twitterにて「アウトドアショップのビルや元とんかつ屋さんの建物が取り壊されて、ビジネスホテルを建てるらしい」というつぶやきがあり、かねて話題になっていた。

ニッピンの高橋氏も「お隣さん(旧・とんかつ冨貴)を含めて取り壊しになる」と語っている。正式には不明ながら、ひょっとすると、またもやパーツ通りにホテルが誕生するのかもしれない。

文: フリーライター 長戸勲
日本用品株式会社(ニッピン): http://www.nippin.net/

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