【懐かしのPCパーツ図鑑 Vol.056】「Threadripper」ではないスリッパ。AirHが使える「Slipper U」をふと思い出した話

2017.09.12 00:00 更新

2017.09.12 取材

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自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、アキバ店員歴約20年というパソコン工房 秋葉原 BUY MORE店の大ベテランTさん宅で見つかったスリッパならぬ「Slipper U」が登場。

懐かしパーツ:サン電子「Slipper U」(2002年発売)

なにかと世間を騒がせている「Ryzen Threadripper」ではありますが、そういえばウチにも「Slipper U」があったっけ。どうです、懐かしいでしょう。AirHをPCとUSB接続すれば、モデム代わりに使える変換アダプタです。

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「Slipper U」とデータ通信カード一体型端末「MC-P200」

当店の若手スタッフから「どんなものか分からない」という声が多数聞かれました。簡単に説明すると、かつてノートPCを颯爽と使いこなすモバイルユーザーにとって必須のアイテム、それが”データ通信カード一体型端末”でした。外出先でも64kbpsデータ通信が使えるので、 ”好き者モバイラー”の多くが持っていハズです。

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面倒なケーブル接続のいらないデータ通信カード一体型端末「MC-P200」。発売元はセイコーインスツルメンツ(現セイコーインスツル)で、当時のモバイルユーザーには必携アイテム

以前、外出先でのメールチェックやインターネット利用は、データ通信カードと携帯電話・PHSを接続していました。ISDN公衆電話もありましたね。今思えば公衆電話にケーブルを挿すという光景はかなりシュールですが、当時は思いのほか普通に利用していました。「なんだよ、電話できないじゃないか」なんて言われたものです。

ただ弱点はケーブルが邪魔で面倒なこと。その点「MC-P200」はPCカードスロットに装着するだけで使い勝手が格段にいい。市場からの評判も上々だったと記憶しています。

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「Slipper U」のPCカードスロットに装着。PCとの接続はUSB1.1を使う

そして「MC-P200」に対応した変換アダプタが「Slipper U」。これがあれば自宅の自作PCがワイヤレスになるという、当時(2002年)としては画期的かつ斬新。接続速度は制限されますが、ワイヤレスという響きに惹かれて購入したわけです。

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電話回線不要でデスクトップPCがネットに繋がるようになる便利なアイテム

本体はUSB1.1対応のバスパワー駆動。通信カードと「Slipper U」さえあれば、どのPCに挿してもネットができる。「Ryzen Threadripper」で盛り上がった夜、自宅に帰ってふと思い出したのが、こちらのスリッパだったというお話でした。

文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店: http://www.gdm.or.jp/shop/2013/0301/22064/

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