個性的なカスタムPCがズラリ揃った改造PCイベント「MOD PC EXPO 2015」レポート

2015.09.27 00:00 更新

2015.09.26 取材

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 2015年9月26日(土)、国内外の著名Modderも登場する改造PCイベント「MOD PC EXPO 2015」が秋葉原 UDX GALLERY NEXT-3にて開催された。個性的なカスタムPCが多数展示されていたイベントの模様を早速お伝えしていこう。

国内外で活躍する著名Modderが圧巻のカスタムPCをお披露目

改造(MOD)したオリジナルPCをお披露目し、その楽しみ方を広めるというツクモ主催のイベント「MOD PC EXPO 2015」が26日(土)に開催された。イベントでは一般応募作品に加え、著名Modderによる圧巻のカスタムPCが展示されていた。まずはそちらから紹介していくことにしよう。

普段は2~3ヶ月で制作するところ、わずか1ヶ月で完成させたという「Core X9」ベースのカスタムPC。広大な内部スペースを生かし、水冷システムが張り巡らされている

今回のイベントで特に注目を集めていたのが門馬 ファビオ氏の手掛ける「Core X9」ベースの巨大PC。今年4月~6月にかけて行われたCase Modコンテスト「2015 Thermaltake CaseMod Invitational」出品作で、スタックした「Core X9」の広大なスペースを有効に活用し、水冷システムを張り巡らせた力作。海外Modderの多くが複数人のチームで改造を行う中、デザインから組み立てまですべて1人で担当、締め切り直前は連日徹夜をするなど時間的な制約がかなり厳しかったそうだが、その分納得の行くものができたという。

国内のMOD PC普及にも尽力する門馬 ファビオ氏。改造というとややハードルが高く感じるが、あまり難しく考えず、簡単なことから挑戦していって欲しいとのこと

また初心者向けのカスタマイズとして「Suppressor F51」をベースにした水冷PCも展示。海外に比べ、国内ではホームセンターや100円ショップの品揃えが充実。部材や工具の入手も容易なことから、積極的にカスタムPCに挑戦してみて欲しいとのこと。

Ronnie Hara氏のGame of ThronesをモチーフにしたPC。本職の合間に制作を行うため、完成までに2ヶ月程かかったという

bit-techのMODコンテストなどで活躍をするRonnie Hara氏は、海外の人気ドラマGame of ThronesをモチーフにしたカスタムPCを展示。レーザー加工によるカスタムプレートの他、電源カバーやグラフィックスカードのバックプレートにはレザー風シートを貼り付けるなど統一感のある仕上がりだ。また門馬 ファビオ氏と同じく、初心者向けのカスタマイズとしてIn Win「S-Frame」をベースにした水冷PCも展示していた。

Ronnie Hara氏によれば、本格的な改造をやるには工具を揃える必要があるため、まずは比較的簡単で見栄えのする水冷化から始めるのがいいだろうとのこと

Modderスペシャリストとして解説も担当した森田 健介氏は、現在鋭意開発中の「X68000」をモチーフにしたPC筐体の近況を報告。製品コストや拡張性・冷却性などまだ問題はあるものの、「来年中にはなんとか販売できるようにしたい」とのこと。クリアすべきハードルはまだ高いようだが、ぜひ製品化に期待したい。

「X68000」筐体のプロトタイプ。アルミ削り出しのフロントパネルだけでPC 1台分を超えるという価格が最大のネック。今後コストを切り詰め1台あたり50,000円程度で販売できるようにしたいとのこと
会場にはこれまで森田氏が開発したカスタムPCも展示されていた

またPCの展示はなかったものの、“ヨーロッパModdingチャンピオン”として、スウェーデンからFrida”Zoyadog” 氏も来日。作品のコンセプトや制作過程での工夫などをインタビュー形式にて解説した。

スウェーデンから来日したFrida”Zoyadog”氏。イベント終了後にはFractal Designの抽選会に参加
自作のMODケーブルについて、門馬氏やRonnie氏と談笑する場面も

 

一般参加のカスタムPCを画像でチェック

続いて、一般参加のカスタムPCや展示ブースの模様をまとめて画像で紹介しておこう。

ASUS JAPAN 氏が作成したワイン樽をケースにしたオーディオPC
らびしだ氏が作成した流しそうめん器による水冷PC
下小川氏が作成したデュアルPentium III(1GHz)のオールドPC
清水雄介氏が作成したUPSをケースにしたコンパクトPC
saito氏が作成したリバーシブルPC
つくる女紗緒氏が作成したお菓子の家風PC
ABS博士氏が作成した石版ケースPC
昨年の9月に行われた「DIYパーツ夏の自由研究」で話題を呼んだトランジスタラジオ型PCなども展示
「セキュリティィィィインチネジ」やドクロ型PC「LIVA BORNE」が展示されていたリンクスインターナショナルブース
Fractal Designブースでは、カスタムPCのベースに最適な「Define R5」などが展示。イベント終了後にはデモで使用した42インチディスプレイが抽選会の景品として提供された

文: GDM編集部 池西 樹
ツクモ: http://www.tsukumo.co.jp/

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