サードウェーブデジノス、米大手3Dプリンターメーカーとのタッグで国内販売事業の開始を発表

2013.12.18 04:35 更新

2013.12.18 取材

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 株式会社サードウェーブデジノス(本社:東京都千代田区)は、12月17日「3Dプリンター製品発表会」を実施。米3D Systems Corporation社との一次代理店契約を締結し、日本国内での販売事業を開始することを発表した。

ハイエンド向けからコンシューマ向け製品まで、ドスパラ主要店舗でのデモも

株式会社サードウェーブデジノス 3Dプリンター部 部長 甲斐元浩氏

 米3D Systems Corporation社の日本法人、株式会社スリーディー・システムズ・ジャパンのある東京・恵比寿で行われた発表会。株式会社サードウェーブデジノスで3Dプリンター部 部長を務める甲斐元浩氏が代理店契約に至った経緯や今後の3Dプリンター事業について説明を行った。

はじめに2013年は、日本における3Dプリンター市場“元年”と位置づけ、今後も市場は急速に成長する点をアピール。より身近な存在として3Dプリンターが普及していくと語った。特に最近では、経済産業省が推し進める中小企業の技術開発支援政策「ものづくり補助金」(2013年1,000円億円の予算に対し約1万社に適用)を利用した多数の企業が3Dプリンター購入実績をあげているという。

さらにアベノミクス第3の矢となる日本再興戦略において、12月4日に「産業競争力強化法」が成立。その中で先端設備投資の促進として、先端医療機器と並び3Dプリンター等の先端設備について投資を支援すると明記されている点も指摘。官民挙げて3Dプリンターへの普及に向けた体制作りが進んでいると述べた。

続いて、なぜ3Dプリンター事業へ参入したのかという理由を3つ挙げ解説。1つは3Dプリンターが今後、新たな産業構造を生み出す装置である点。2つ目は、もともと自作パーツ市場の顧客層を持つ同社と3Dプリンターの潜在顧客層がマッチしているという点。3つ目は日本において、さらに3Dプリンターを普及させるための土壌づくりに取り組んでいきたいとしていた。

取り扱いラインナップは、企業向けの「ProJet x60」シリーズが6モデルで本体価格は約2,180,000円(税抜) から。さらに上位の最新モデル「ProJet 4500」(2014年2月以降に取り扱い予定/価格未定)も販売予定。また、SOHO/パーソナルユース向けとされる「CubeX」は3モデルで398,000円から、カラフルな「Cube」は5モデル展開で160,000円から提供される。
 

安心・充実のサポート体制を提案

具体的な販売戦略については「お客様用途に合致した一括ソリューションのご提案」を掲げる。長年携わってきたPC販売のノウハウを活かし最適なソリューションを提案/提供可能とし、パソコンとの連携強化をアピール。

個人向けモデルの「Cube」(熱可塑積層型)は5色のカラーラインナップがある

またサポート体制も充実しており、プロフェッショナル向けモデルにおいてはメーカーエンジニアによる全国翌日オンサポート(訪問)を実施(一部地域を除く)。合わせてパーソナル向けモデルでは、専門トレーニングを受けたサードウェーブデジノスのエンジニアによるサポート/修理対応が受けられるという。
 なお、スタッフのトレーニングが完了次第、早ければ年内にも全国のドスパラ6店舗(札幌店、秋葉原本店、横浜駅前店、名古屋大須店、大阪なんば店、博多店)の店頭に実機を展示する。
 

ハードとソフト両面での3Dプリンター事業

続いて株式会社スリーディー・システムズ・ジャパンのパーソナル&プロフェッショナル3Dプリンター事業部 事業本部長の宇野博氏が登壇。同社が1986年の設立以降、世界最大・最古の3Dプリンターメーカーとして今やワールドワイドシェア約44%を誇ると強調。パーソナル、プロフェッショナル、プロダクションモデルまで揃う世界で唯一のフルラインナップメーカーで、コスト優先にならず動作信頼性が高い製品を提供し続けているとしていた。

正面と横の写真を送ればフルカラーのフィギュアを作成してくれる「3D Me」 自分の顔写真とディズニーキャラクターのコスチュームデザインを合成させたフィギュアを作成する

さらに同社が顧客に提供しているさまざまなサービスを紹介。正面と横の写真を送ればフルカラーのフィギュアを作成してくれる「3D Me」。米ディズニー社と契約し、自分の顔写真と有名キャラクターのコスチュームデザインを合成させたフィギュアを作成するなどユニークなものもあり、単にハードウェアの提供に留まらず、ソフト両面からのアプローチにも力を入れているという。

CADの知識がなくても3Dデータを作成できるソフトも。Kinectで取り込んだ画像を専用デバイスで加工する

 

展示されていたサンプル

メディアに配布されたボールペンの3D加工物。石膏でできており頑丈。いうまでもなく文字は書けない

文: GDM編集部 Tawashi
株式会社サードウェーブデジノス(ドスパラ): http://www.diginnos.co.jp/
株式会社スリーディー・システムズ・ジャパン: http://www.3dsystems.co.jp/

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