SilverStone、世界初公開の「RAVEN RV05」など、新製品多数の「新製品発表会2013秋」開催

2013.10.05 22:50 更新

2013.10.05 取材

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 SilverStone Technology Co.,LTD.(本社:台湾)国内正規代理店のマスタードシード株式会社(本社:東京都品川区)は2013年10月5日(土)、アキバナビスペース1F(東京都千代田区外神田3-1-8)にて毎年恒例の「SilverStone新製品発表会 秋」を開催した。世界初公開の「RAVEN RV05」など新製品がずらり展示され、会場は大盛況。その中でも特に注目のアイテムをチェックしておこう。

毎年恒例となった、SilverStone秋の新製品発表会。1部と2部に分かれて行われたプレゼンテーションでは、エルミタではおなじみのマーケティング・マネージャーTony Ou氏が登場。SilverStoneの「哲学」、そして今年後半から来年にかけて発売が予定されているアイテムについて、詳細な解説を行った。

解説はもちろんSilverStoneマーケティングマネージャーTony Ou氏 同時通訳はマスタードシード株式会社 高橋氏
SilverStoneでは、会社のロゴに合わせて「冷却」「堅牢性」「組み込みやすさ」「静音」「スタイリッシュ」「ダストリダクション」の6つの哲学にて電源ユニットやケースを開発。その過程で、オリジナルファンやケーブルなどのアイテムが誕生することになった

 

必要な装備を厳選しコンパクトに生まれ変わった「RAVEN RV05」

世界初公開の「RAVEN RV05」。「RAVEN RV01」の設計思想はそのままに、装備を厳選することで大幅な小型化を実現した

今回のイベントで最も注目を浴びたのが、「RAVEN」シリーズの新作モデル「RAVEN RV05」。担当者によれば、“元々は今回のイベントに出す予定はなかったモデルだが、どうしても日本市場での反応を確認したかった。半ば強引に本社を説得して持ち込んだ”とのこと。

最新ゲームPCのトレンドに合わせてドライブベイレイアウトを大胆に削減。グラフィックスやCPUのパフォーマンスを維持したまま大幅なコンパクト化を可能にする

マザーボードレイアウトは、現行モデル「RAVEN RV04」の倒立レイアウトから「RAVEN RV01」と同じ90度回転レイアウトヘと原点回帰。また底面から上部に抜ける煙突効果のエアフローにより、「正圧状態」を作り上げ、冷却性能を高めている。一方で、5インチベイを排除し、3.5インチベイも最低限に減らすなど、ドライブベイレイアウトは刷新され、容積を約半分まで抑えることに成功した。

「RAVEN RV01」と同じ90度回転レイアウトを採用。底面には口径180mmの「Air Penetrator」(型番:AP181)を2基搭載する マザーボードトレイ裏側には、スリム光学ドライブと2.5インチシャドウベイを配置

冷却ファンはボトム「Air Penetrator」(型番:AP181)×2(180mm/600~1,200rpm/17~34dBA)を標準装備し、オプションでトップに120mmファン×1を増設可能。またボトム部には120/140mmファン用のファントレイも用意され、標準ファンを取り外せば240/280/360mmの大型ラジエターを実装できる。

トップには120mmファンを1台搭載可能。さらに通気口を広く設けたデザインで、良好なエアフローを実現している

ドライブベイレイアウトは、スリム光学ドライブ×1(スロットローディング式のみ)、3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2が用意され、拡張スロットは7段。グラフィックスカード搭載スペースは約310mm、CPUクーラー高さは165mmで、電源ユニットは奥行き160mm。対応フォームファクタはSSI-CEB、ATX、MicroATXで、外形寸法は、W217×D484×H529mm。なお価格は未定ながら、順調なら2014年第1四半期には発売が開始される。

底面にはスライド式のファンフィルタを搭載。ボトム部には120/140mmのファンステイも用意され、標準的な水冷ラジエターを搭載させることもできる

 

Mini-ITX対応の「RAVEN Z RVZ01」もまもなく登場予定

Mini-ITXに対応するゲーミングケース「RAVEN Z RVZ01」。コンパクトながら高い拡張性を誇り、持ち運べるゲーミングPCとして期待がかかる

COMPUTEX 2013でお披露目された、Mini-ITX版「RAVEN」シリーズ「RAVEN Z RVZ01」も完成品に近いモデルが展示されていた。

グラフィックスカード搭載スペースは300mm以上あり、ほぼすべてのハイエンドカードを飲み込むことができる

外形寸法W382×D350×H105mmのコンパクト筐体ながら、ライザーカード方式を採用することで、2スロットデザインのハイエンドグラフィックスカードを搭載可能。さらに、底面には15mm厚の120mm×2ファンが標準装備され、240mmのラジエターにも交換できるという高い拡張性が特徴だ。

ドライブベイレイアウトは、スリム光学ドライブ×1(スロットローディング式のみ)、2.5インチシャドウベイ×3、3.5インチシャドウベイ×1。拡張スロットは2段で、CPUは高さ83mmまで、電源ユニットはSFXに対応する。なお発売開始は、年末から2014年初頭を予定している。

春のイベントに登場した、3.5インチホットスワップベイを8基備えるMini-ITXケース「DS380」も11月より発売開始。市場想定売価は税込22,980円
MicroATXケース「PS08」のマイナーチェンジモデル「PS09」。発売は11月上旬で予価は5,980円前後 ATXケース「RL04」のマイナーチェンジモデル「PS10」。発売はこちらも11月上旬で予価は8,980円前後

 

80PLUS PLATINUM認証取得のファンレス電源ユニット「SST-NJ520」

シルバーカラーが美しいファンレス電源ユニット「SST-NJ520」。80PLUS PLATINUM認証取得の高い電源効率により、冷却機構を大幅に簡略化した

電源ユニットでは、520Wの高出力を実現したファンレス電源「SST-NJ520」が注目だ。同社初の80PLUS PLATINUM認証を取得した電源ユニットで、520Wの高出力にも関わらず既存モデルから冷却機構が大幅に簡略化されている。

電源ユニットの静音化は著しいが、完全無音が狙えるファンレス電源の存在はまだまだ大きい

ケーブルはフルモジュラー式で、ATX 24pin以外は取り回しが容易なフラットケーブルを採用。+12V出力は43Aと十分用意され、ファンレスながらマルチグラフィックス構成にも対応する。なお外形寸法は、W150×D160×H86mmで、発売価格や時期は未定。

5インチベイに内蔵する電源ユニット。コンセプトモデルのため製品名などは未定ながら、80PLUS GOLD認証を取得し、電源容量は400W

また5インチベイに内蔵できるスリム電源ユニットも面白い存在だ。最終的な仕様は未定ながら、80PLUS GOLD認証を取得した高効率電源で、電源容量は400W。フロントベイには消費電力を表示するLEDとモバイル端末などを充電できるUSBポートが実装されていた。担当者によれば、ケーブルのモジュラー化やより低容量モデルを望む声もあり、それらを検討してから最終的な製品を開発したいとのこと。
 

PC組み立てを容易にする便利小物も

PCケースや電源ユニットのほか、自作に便利な小物がいくつか展示されていたので最後にまとめて紹介しておこう。SilverStoneの哲学の1つ「組み込みやすさ」を重視したアイテムで、用意しておけば自作する際に必ずや力になってくれることだろう。

超薄型SATAケーブル「CP11」。転送速度はSATA3.0(6Gbps)で、長さは300mm
コネクタ部もコンパクト。90度直角タイプを採用するため、グラフィックスカードと干渉するSATAポートを復活させることができる
複数台のストレージを搭載する際に便利な、マルチSATA電源ケーブル「CP06-E」。コネクタ部には2,200μFのキャパシタが内蔵され、安定動作を可能にする

文: GDM編集部 池西 樹
マスタードシード株式会社: http://www.mustardseed.co.jp/
SilverStone Technology: http://www.silverstonetek.com/

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