COUGARの反撃始まる。怒涛のラインナップを揃えた新製品発表会レポート

2012.09.20 13:05 更新

2012.09.19 取材

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HECブランドを展開する株式会社コンピューケース・ジャパン(本社:神奈川県横浜市)は2012年9月19日、秋葉原UDX(所在地:東京都千代田区)において「COUGAR」ブランドのメディア向け新製品発表会を開催した。会場では電源ユニットとPCケースを中心に、国内販売が予定されるアイテム群が一同にお出迎え。国内正規代理店の株式会社マイルストーン(本社:東京都千代田区)より近く発売される、「COUGAR」の自信作たちを一足先にチェックしていこう。

戦列を整え虎視眈々。戦略的価格で天下を狙うCOUGAR

ヨーロッパをはじめ世界で名が知られたCOUGARがいよいよ日本に本格上陸。海外では製品のクオリティの高さに比べ、割安感の高い価格展開がなされているとのこと。「国内でも同様の展開を目指している」とは代理店担当者の談

COUGARは、COMPUCASE Enterprise(本社:台湾)がヨーロッパを中心に世界中で展開するドイツ発のブランド。同じく同社が展開するHECブランドに比べ、ゲーミングを意識した、よりコンシューマー向けのブランドとして市場に浸透している。
そしてその印象的なピューマ(英語名:クーガー)のロゴでピンときた人もいるかもしれないが、すでに日本にも上陸済のブランドだ。とはいえケースや電源ユニットなど、それぞれ単発での投入だったこともあり、あまり印象に残っていないというのが正直なところ。実際にセッション冒頭で説明に立ったCOMPUCASE Enterprise本社のAssociate Vice President Roger Lee氏と、コンピューケース・ジャパンGeneral Managerの林 正宏氏も「日本市場では期待したほどのインパクを与えられなかった」と振り返っていた。
そこで仕切り直しとなった今回は、海外でも発売されたばかりの多彩なラインナップを揃えての全面攻勢。さらにこれまで培ってきた高い信頼性と優れたデザイン性という武器に加え、競争力のある戦略的な価格での展開を考えているとのこと。今後市場でCOUGARがどのような戦いぶりを見せてくれるのか、今から楽しみになってきた。

COMPUCASE Enterprise本社のAssociate Vice President Roger Lee氏。COUGARブランドにおける今後のロードマップを詳細に解説してくれた
冒頭挨拶に立ったコンピューケース・ジャパンGeneral Managerの林 正宏氏(左)と、新製品説明を担当した株式会社マイルストーンの西潟氏(右)

ハイパフォーマンスでカッコイイ電源を!ならCOUGARか

一方の壁面はズラリと電源ユニットが占領していた。未だ開発中というモデルもあったものの、大部分は近く国内販売開始が予定されている

HECといえばまず電源ユニットを思い浮かべる人が多いだろう。今回登場したCOUGARの電源ユニットたちもまた、これまで培ってきた高度な信頼性の系譜を受け継いでいる。さらにヨーロピアンテイストあふれる優れたデザインが目を引くモデルも多く、ゲーマーならずとも注目度は高い。設計から生産までを一貫して自社で行うというメリットも大きく、それが思い切った価格設定も可能にしているとのこと。

80PLUS PLATINUM認証取得の最上位モデル「PTX」シリーズ。COUGARブランドのファン「VORTEX」を搭載するほか、出力25%以下ではファンが回転しないという静音仕様。550Wと700Wがラインナップされるらしいが、いまだ開発中で発売時期は不明。展示されていたのもモックだった
「GX」シリーズ2世代目となる80PLUS GOLD電源。ケーブル着脱式で、そのケーブルは取り回しの容易な“きしめん”状を採用する。ラインナップは600W/800W/1050Wで、10月発売予定。「VORTEX」ファンを搭載し、50℃の環境下でもフル出力で動作するタフさをもつ
なにやら日本で人気が出そうな小型のエントリー向け80PLUS GOLD電源「GX-S」シリーズ。ラインナップは400W/500W/600Wで、10月末から11月初頭の発売が予定されている。ケーブルは直付けタイプ
こちらはいかにもゲーマー向けな真っ赤な80PLUS BRONZE電源「CMX」シリーズ。ケーブルは着脱式で、ラインナップは850W/1000W/1200Wの大容量モデルが揃う
さらに続く赤い80PLUS BRONZE電源「POWER-X」シリーズ。ケーブル直付けタイプを採用し、安価な価格設定で提供されるという。12cmの静音ファンを搭載している。ラインナップは550Wと700W
最後はどちらもエントリー向けとなるモデル。80PLUS認証を取得し300W~650Wをラインナップする「RS」シリーズ(左)と、変換効率80%以上を維持するという400W~600Wをラインナップする「ST PLUS」シリーズ。どちらも会場に持ち込まれた中では最も安価なシリーズだ

奇抜デザインから高冷却仕様まで、どれが来るのか楽しみなケース群

ミサイルボタンを模した電源スイッチを搭載する新作ケースなど、ユニークなデザインを採用するケースが多い。ドイツの設計・開発チームが担当するという優れたデザインはCOUGARの大きな魅力でもある

主にヨーロッパで流通するCOUGARのPCケースは当編集部でも何度かリリースでお知らせしている。いずれもデザイン性の高さだけでなく、内外に実用的なギミックを搭載するモデルが多い。
ただし大部分の販売予定が決まっていた電源ユニットとは異なり、ケースラインナップはまだ固まりきっていないようだ。それでも複数のモデルが上陸することは間違いないようで、近く店頭でその姿を見る機会もやってくるかもしれない。

どこかパトレイバーを連想させるような、新作ケース「Challenger」のホワイトモデル。3.5インチシャドウベイを撤去することで長モノVGAに対応するほか、2.5インチシャドウベイに変形させて空間を効率良く使えるというギミックを搭載する。ラインナップはブラックとオレンジを合わせた3モデル
ハニカム&メッシュデザインが特徴的な「Evolution」。ツールレス仕様を採用し、高いメンテナンス性をもつ。ケース上部には2chのファンコントローラを搭載。ちなみにこちらは近日中の国内発売がまとまりそうなのだという
「Volant」(左)は安価ながら最大8基の冷却ファンを搭載できる高冷却仕様。最大320mmのグラフィックスカードにも対応する。一方で、その横に並ぶ「Solution」(右)はすでに国内販売が始まっている製品だ

こちらも近日登場?COUGARらしさが“光る”ゲーミングキーボードも

会場のほとんどを占めていたのは電源ユニットとPCケースだったものの、その傍らにCOUGAR初参戦となるゲーミングキーボード「ATTACK X」を発見。Cherry MXスイッチを採用するほか、Windowsキー無効化機能やマクロスイッチを搭載する。3色に光るというLEDバックライトも内蔵する豪華仕様で、どうやらホンキでゲーミングデバイス分野への参入を考えているようだ。さらにロードマップ解説では代理店担当者も初見と語るゲーミングマウスの情報まで飛び出すというオマケつきだった。

豊かな打鍵感に定評のあるCherry MXスイッチを採用するゲーミングキーボード「ATTACK X」シリーズ。イルミネーション機能を搭載するほか、オンボードメモリにマクロ設定を登録できる。最大12キーの同時押しにも対応
なんと代理店担当者も知らなかったというナゾのマウス開発計画も実在。なお、キーボード製品の横にはCOUGAR電源にも広く採用される「VORTEX」ファンも陳列されていた。こちらは現在日本でも購入できる

文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社コンピューケース・ジャパン: http://www.hec-group.jp/
株式会社マイルストーン: http://www.milestone-net.co.jp/

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