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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.42 これぞ究極 SilverStone SUGO Mini-ITXケース「SST-SG07B」徹底解剖
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これぞ究極! SilverStone Mini-ITXケース
「SST-SG07B」徹底解剖


2010年5月30日 3:00 TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 とんでもないPCケースが登場した。フォームファクターがMini-ITXでありながら、フルレングスPCI-Expressグラフィックスカードが搭載できてしまう、SilverStone SUGOシリーズ「SST-SG07B」「SST-SG07B-W」。今回はサイドパネルウインドウ付き「SST-SG07B-W」を緊急入手、どのように“とんでもない”かをエルミタ的に徹底解剖してみたい。

SST-SG07B

非力の終焉。ATXと肩を並べるまでに急成長したMini-ITX

 本題に入る前に、簡単にMini-ITXフォームファクタの経緯をおさらいしておきたい。元来、Mini-ITXはEmbedded市場で要求される高耐久性・省スペース向けスモールPCフォームファクターとして誕生したため、一般市場に流通するようになってからの数年間は、比較的低スペックのマザーボードしか入手する事ができなかった。
 しかしご存じのようにコンシューマ市場でもエンスージアストのみならず、徐々にMini-ITXユーザーが増えはじめ、今ではマザーボードメーカー各社からバラエティに富んだモデルがリリースされるようになった。
 またそれに合わせるかのように、一頃に比べれば対応PCケースの選択肢も増え、立派に自作市場の一翼を担う存在となっている。

 そもそもMini-ITX市場拡大に大きな影響を与えたのは、やはりIntel Atomプロセッサの存在と言えるだろう。それまでVIAの独壇場だったMini-ITXは、Atomの登場により一気に拡大し、誰もが認める“Mini-ITXマザーボード普及の牽引役”となった。そしてNVIDIAまでもがIONプラットフォームという形で市場に参入する事になる。
 思えば内蔵GPU性能が非力と言われたIntel 945GC/945GSEチップに変わるプラットフォームの登場から、早いもので約2年が経過している。

 このようにMini-ITXの一般的な普及が本格的になってからというもの、もはや「Mini-ITX=非力」という概念は
昔の話になりつつある。やはりこれもIntelの功績は多大であり、Atomに留まること無く、プロセッサの低消費電力化と組み合わされるチップセットの登場により、ATXフォームファクタでデスクトップPC並となるシステムを構築する事ができるようになっているのはご存じの通りだ。

 さて、Mini-ITXのこれまでを簡単に振り返った所でそろそろ本題に入ろう。
 前述通り、Mini-ITXでもデスクトップPC並のプロセッサや組み合わされるチップセットが揃ったところで、それらの良さを存分に発揮させてやろうというコンセプトのCube型ケースが誕生した。何を隠そう、それが今回の主役となる
SilverStone「SST-SG07Bシリーズ」と相成る。


常識を打ち破る長モノVGAカード対応Mini-ITXケース
SilverStone「SST-SG07Bシリーズ」

 2010年4月24日土曜日、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原で開催されたマスタードシード主催のユーザーイベント「SilverStone 新製品発表会」の会場で国内初お披露目となった「SST-SG07Bシリーズ」。当日はエルミタ取材班も会場に出向き、一際目立つこのモデルに大いなる興味を抱く事となった。
 噂には聞いていたものの、実際目の当たりにするとその“激しい”仕様に度肝を抜かされた来場者も多かった事だろう。
 Cube型ケースでありながら、フルレングスPCI-Expressグラフィックスカードが搭載できてしまうという特徴を持ち、実際に会場のデモ機に搭載されていた「Radeon HD 5970」が
「SST-SG07Bシリーズ」の存在感を際立たせていた事は言うまでもない。

 そこで今回は、SilverStoneの日本国内正規代理店であり、当日の主催者でもあるマスタードシード株式会社(本社:東京都品川区)の協力により、発売前の製品版をいち早く入手する事ができたため、Mini-ITX対応Cube型モンスターケースの全貌を徐々に明らかにしてゆきたい。

SST-SG07B SST-SG07B
SilverStone SST-SG07B
機材協力:マスタードシード株式会社(http://www.mustardseed.co.jp/
市場想定売価:税込26,800円前後

SilverStone SST-SG07B-W
機材協力:マスタードシード株式会社(http://www.mustardseed.co.jp/
市場想定売価:税込28,300円前後(6月上旬発売予定)



噂のCube型ケース「SST-SG07B-W」、編集部に届く

 実は展示会当日、編集部“お留守番”組だった筆者は、今回の評価サンプルモデル(製品版)
「SST-SG07B-W」(サイドウインドウ付きモデル)と編集部で初めての“ご対面”と相成った。

 これまでのSilverStone製品同様、黒ベースの外装パッケージは洗練された印象。パッケージサイズは実測値で縦310×横455×高さ315mmとなり、普通のCubeケースとなんら変わりはない。このサイズならば店頭お持ち帰りも十分可能だ。つまり小さいのである。

 正直に言うとこの時点で「本当にこのサイズで大丈夫なんだろうか?」と訝しげな心持ちだった。例の展示会レポートを見聞きする限りでは、もうちょっと大きくてもよいはずだ。まさか“無理矢理系”のCube型ケースという事か、、、
 現物を目の前に若干の不安感も覚えつつ、百聞は一見にしかずとばかりに「SST-SG07B-W」を見て行きたい。

SST-SG07B SST-SG07B
実測値は縦310×横455×高さ315mmの外装パッケージ。ちなみにこの手のモデルにありがちな“持ち手”は無し マルチランゲージの外装パッケージにある注意書き。「特殊設計の筐体なのでお組み立てになる前に必ず取扱説明をお読みください。」とある
SST-SG07B これが「SST-SG07B-W」本体だ。フロントフェイス部に保護シートが貼り付けられており、外装パッケージ同様、その“コンパクトさ”から、スペックとのギャップを強く感じる


SilverStone「SST-SG07B-W」エクステリアをチェック

 慣例通りボディ外装のチェックからはじめてみたい。
 デザイン面については好みの問題だが、全体のブラックとフロントフェイス一部のダークグレイの色使いは洗練された印象。相変わらずのデザインセンスはSilverStoneが得意とするところだ。ただし同社らしからぬ所も見受けられる。

 この手のモデルであれば肉厚アルミフロントパネル+SECCという、これもまたSilverStoneの“お家芸”が使われてもおかしくはないが、「SST-SG07Bシリーズ」では実測値約10mmのプラスチック製パネルとグレイのアルミプレートで構成されている。中央部に付けられた結晶のエンブレムがSilverStoneを主張しているが、これまでのモデルとは一線を画すコンセプトの元、企画・設計されている事が読み取れる。

「SUGOシリーズ」に属する「SST-SG07B-W」は、既存の「SST-SG06シリーズ」に比べ、おとなしいフロントフェイスデザインを採用してきた
Powerスイッチはフロント左下にレイアウト。PowerLEDは紫に近い青色に輝く フロントI/OポートはUSB2.0×2、音声入出力端子の構成。必要最小限のポート数だが、これ以上増やすと狭いケース内部がケーブルだらけになってしまう。Cubeケースならこれで十分だろう
背面画像は80PLUS BRONZE認証のシールが目立つ。この電源ユニットについては後述 拡張スロット部。拡張カードはスロットを押さえる金具部にある2個のネジで固定される仕組み。ここを含め、ツールフリーは一切採用されていない
スリット付き拡張スロットパネル。通気性が重要になる小型PCには可能な限りの工夫が凝らされなければならない 背面に薄く刻印されているL/Hのスイッチは、後述する180mmファンの回転数切替用のもの
Resetスイッチはケース背面に用意されている。このタイプのボタンを押す時、「ポチッとな」とつぶやく人はものすごく多いのではないかといつも思う 電源ユニットがフロントレイアウトなため、オープンベイは薄型光学ドライブ用が1段備わる
前後インシュレーター部。画像左がフロント、右がリア。前者はフロントパネル一体型で、ゴムラバーが装着されている。またリアはいたって普通なゴム足。シャーシと接地面との隙間は実測値で10mmになる。これが電源ユニットファンの吸気には重要なスペースとなるわけだ
正面右側面下部にある○型パンチングの通気孔は、電源ユニットの排気の役割を担うもの 同じく正面右側の奥にあるアクリル窓付き通気孔はちょうどCPUの辺りに位置する
正面右側面の位置関係はこのようになっている ちなみに透明感の高いアクリルパネルは黒に塗装されたネジで固定されている。着脱には六角レンチが必要
トップの通気孔部には、新設計の「Air Penetrator」180mmファンが搭載されている。これについては後ほど解説しよう 付属品一式。丸いパーツはメッシュ付きプラスチック製「VGA duct」。グラフィックスカードの吸気ファン部に合わせてサイドパネルに固定するもの
 
 
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menu(その1)「SST-SG07B-W」、編集部に届く
(その2)「SST-SG07B-W」内部チェック
(その3)Radeon HD 5870を組み込んでみよう
(その4)ケース内温度を計測してみる
(5)総括・長モノVGAカードが搭載できる真の理由
 
レビュー Vol.30
レビュー Vol.27
H55
 
 
 
 
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