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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.92
老舗メモリブランドの視点 Patriotは今、こう考えている。
2011年8月15日 17:00
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕/テスト:GDM編集部 池西 樹
台湾取材:Tawashi/秋葉原取材:樋口 信二
 アメリカ・カリフォルニア州を拠点にメモリモジュール、USBフラッシュドライブおよびSSD等を精力的にリリースし続ける、ご存じPatriot Memory(以下:Patriot)。日本国内では、2007年10月から株式会社ファスト(本社:東京都千代田区)が正規代理店契約を締結し、今日に至るまで多くの魅力あるメモリ関連製品を市場に送り出している。
 今回は「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」久々の登場となるPatriotにスポットを当て、リリース間もないSATA3.0(6Gbps)SSD「Wildfire」シリーズをテスト。さらにPatriotのDirector of Marketing:Johnny Neang氏とRegional Sales Manager:古賀 基子さんにご登場いただき、Patriotの今、そして今後について聞いた。

Wildfire
「Wildfire」シリーズ



今年3月開催「CeBIT 2011」でデビューした「Wildfire」

 今年5月末より開催された「COMPUTEX TAIPEI 2011」のPatriotブースは、どことなく華やかな印象を受けた。それはいま思えば同社STAFFの例年に無い意気込みからくるものではなかっただろうか。
 Patriotは「COMPUTEX TAIPEI 2011」の2ヶ月前、ドイツで開催された「CeBIT 2011」において、SATA3.0(6Gbps)インターフェイスに対応する2.5インチSSD「Wildfire」をデビューさせた。
 満を持して投入する注目の製品だったが、「CeBIT 2011」での発表以降、即発売とはならず、「COMPUTEX TAIPEI 2011」を経て7月1日より国内市場での販売が開始された。

Patriot
Patriot
「COMPUTEX TAIPEI 2011」で注目を集めた、Patriot初のSATA3.0(6Gbps)インターフェイス採用2.5インチ高速SSD「Wildfire」シリーズ

Patriot
Patriot Memory Director of Marketing
Johnny Neang氏
 振り返ると、2010年11月に「ベルサール秋葉原」で開催された「DIY PC Expo 2010 in Akihabara」(主催:DIY PC Expo運営委員会)の同社ブースでは、モックアップながらSATA3.0(6Gbps)対応SSDがすでに展示されており、本来であれば年内発売目標(2010年)とされていた。当初の目途より半年ほど遅れた理由はどこにあるのだろうか?まずはその辺りをPatriot Memory Director of MarketingのJohnny Neang氏と、Regional Sales Managerである古賀 基子さんに聞いてみよう。

Johnny氏)
 発売が開始されるまでの間、私たちPatriotは、コントローラーチップの最新ファームウェアについて念入りに微調整を続けていました。それはもちろんユーザーに高いパフォーマンスを提供するためです。決して妥協せず、より新しいファームウェアを実装させ、ファインチューンされた製品を市場に送り出すための努力だったのです。
 Patriotブランドは、現在市場で入手できるたくさんのSSDの中でも、最も信頼性と安定性の高い製品を可能な限り用意していきたいと考えています。

編集部)
 ライバル他社の動きにとらわれず、妥協しない製品作りの結果という訳ですね。

古賀さん)
 私たちは、ハイエンドからメインストリームまでをカバーした製品ラインナップの広さ、性能の高さ、安定性、信頼性が幅広いユーザーさんに支持されている点だと認識しています。今回の「Wildfire」に関しても、他社さんよりリリースが遅くなったのは、ユーザーの大切なデータを保存頂くストレージデバイスとして、より安定した、より信頼性の高い製品をお届けできるよう開発を重ねてきたからです。結果、現在の市場で最も高パフォーマンスを実現するSSDをリリースする事ができました。

編集部)
 後ほどテスト結果をご紹介しますが、確かにいいパフォーマンスが確認できています。正直に言うと、発表からなかなか発売されず、何かあるんだろうなと思っていたのですが、お話を伺って疑問が解消できました。同じように感じた読者の方も多いと思います。
 ところで市場ではSandForce「SF-2281」採用モデルが非常に多く見受けられます。SATA3.0(6Gbps)対応SSDの初期はMarvellコントローラーがシェアを伸ばすとみられていました。ファームウェアのチューンが難しいという話を耳にしますが、PatriotがMarvellをチョイスしなかった理由はその辺りにあるのでしょうか?

Johnny氏)
 Marvellコントローラーのファームウェアチューンに関して、我々は問題としていません。SandForceコントローラーはエンスージアスト向けのSSDで採用されます。市場にある最も速く信頼性の高いコントローラーチップとして、SandForceを選びました。

編集部)
 「Wildfire」シリーズの他に、SATA3.0(6Gbps)インターフェイスの2.5インチSSDはリリースされますか?

Johnny氏)
 はい。私たちは「Pyro」いうモデルを8月上旬にリリースします。「Wildfire」シリーズ同様、SandForceコントローラーを採用し、60GB、120GB、240GBをラインナップさせます。また今年の年末までにSATA2.0(3Gbps)とSATA3.0(6Gbps)のSSDをフルラインで用意する事になるでしょう。

間髪入れずリリースされたSATA3.0(6Gbps)「Pyro」

Pyro
 今か今かとリリースが待たれたPatriotブランド初のSATA3.0(6Gbps)「Wildfire」は7月頭にようやくリリースされたワケだが、その1ヶ月後には早くも「Pyro」シリーズの発売が開始されている。
 「Wildfire」同様、SandForce SF-2281コントローラーを搭載し、240GB「PP240GS25SSDR」/120GB「PP120GS25SSDR」モデルで最大読込550MB/sec、最大書込515MB/sec、4KBランダム書込85,000 IOPS、60GB「PP60GS25SSDR」でそれぞれ520MB/sec、490MB/sec、80,000 IOPSを実現する。
 このインタビューで、Johnny氏はIntel Smart Response Technologyに合わせての低容量60GBモデルリリースを予告していたが、それがこの「Pyro」シリーズとなるようだ。

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PATRIOT
Wildfire
製品名
Wildfireシリーズ
型番
PW480GS25SSDR(480GB)
PW240GS25SSDR(240GB)
PW120GS25SSDR(120GB)
搭載コントローラー
SandForce SF-2281
NANDフラッシュタイプ
MLC NANDフラッシュ
転送速度
最大読込555MB/sec
最大書込520MB/sec
国内発売日
2011年7月1日発売
市場想定売価
PW480GS25SSDR(480GB)
 市場想定売価税込160,000円前後
PW240GS25SSDR(240GB)
 市場想定売価税込60,000円前後
PW120GS25SSDR(120GB)
 市場想定売価税込30,000円前後
製品情報(Patriot Memory)
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