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 Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.116 Cooler Masterゲーミングブランドの自信作「Quick Fire Rapid」
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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.116
Cooler Masterゲーミングブランドの自信作
CM Storm 「Quick Fire Rapid」
2012年1月20日 12:40
TEXT:GDM編集部 絵踏 一
 Cooler Master co., Ltd.(本社:台湾)が世界市場で展開するゲーミングブランド「CM Storm」は、立ち上げ以来数々のPCケースやマウス製品をラインナップに加えており、自作市場にもすっかり定着している。
 その同ブランドより、先日シリーズ初となるキーボード製品ラインナップ「Quick Fire Rapid」シリーズが発表された。
 それぞれ性格の違う「Quick Fire Rapid 茶軸」「Quick Fire Rapid 黒軸」および「Quick Fire Rapid 赤軸」の3製品で構成される同シリーズは、信頼性と打鍵感に優れるCherry MXスイッチを採用した意欲作だ。
 そこで今回は、個人的にもたいへん気になる「Quick Fire Rapid」シリーズ3機種を借り受け、その性能と魅力をチェックしたいと思う。


高級メカニカルスイッチ「Cherry軸」を採用
高耐久で多彩な打鍵感が魅力


 その製品名からも分かる通り、「Quick Fire Rapid」シリーズはキースイッチにZF Electronics Corporation(旧Cherry)Cherry MXスイッチ(通称Cherry軸)を採用している。同シリーズはその中から中程度の反発力に軽いクリック感がある「茶軸」、強い反発力にクリック感がない「黒軸」、軽い反発力にクリック感がない「赤軸」と3種類の異なるクリックタイプのスイッチを用意。ユーザーの好みに合わせてモデルを選ぶことができる。
 しかも一般的なキーボードが100万回ほどの入力限界であるのに対し、Cherry MXスイッチは「茶軸」が2,000万回以上、「黒軸」と「赤軸」が5,000万回以上と、文字通り桁違いの強靭さを持っている。特に特定のキーを酷使することの多いゲーミングユーザーにとって、キーの耐久性はキーボード選びでは最も重要であることは言うまでもない。
 Cherry MXスイッチの魅力はそれだけではない。その高い耐久性と入力の確実性から業務用端末で広く採用されている実績がある一方、何よりファンを魅了するのはそのリッチな打鍵感だ。入力の心地よさはゲームのみならず、普段使いの入力の快適さも大幅に引き上げてくれるだろう。

Quick Fire Rapid
CM Storm 「Quick Fire Rapid」主要スペック
Model Quick Fire Rapid 茶軸
Quick Fire Rapid 黒軸
Quick Fire Rapid 赤軸
Switch type Quick Fire Rapid 茶軸:CHERRY MX 茶軸
Quick Fire Rapid 黒軸:CHERRY MX 黒軸
Quick Fire Rapid 赤軸:CHERRY MX 赤軸
Polling Time 1ms(1,000Hz)
Interface USB、PS/2
Size 355×135×35mm(W×D×H)
Weight 940g
Accessory 交換用キーキャップ×6
キーキャップ取り外し用工具×1



小さな巨人「Quick Fire Rapid 茶軸」
ユーザーの使用環境を意識したコンパクトなレイアウトが魅力

 「Quick Fire Rapid 茶軸」はCherry MXスイッチ「茶軸」を搭載したメカニカルキーボード。スタンダードな108フルキーボードからテンキー部分を取り除いた、91キー日本語配列のテンキーレスレイアウトを採用する。フレームはキー横ギリギリまで切り詰められたコンパクトなサイズに収められ、机上のスペースを有効に活用できるのが特徴だ。
 高級感あるラバーコーティングに包まれた本体は渋めのシルバーカラーで、キー下地の黒と相まって全体的に落ち着いた雰囲気に仕上げられている。
 フレーム表面にはブラックカラーの「CM Storm」ロゴがあしらわれ、調和のとれたデザインはゲーマー向けながらシックな趣き。そして本体を手にとってみると、コンパクトな筐体からは想像できない重量感が印象的だ。これは入力時の安定性のためにスイッチを鉄板上にマウントしているためで、本体のたわみや歪みを防いでくれる。デスクトップ型のキーボードにとって、重いことは短所ではなく長所なのだ。
 本体上部のファンクションキー部分には各種メディア用ホットキーがレイアウトされ、それらに並んでゲームプレイ時に重宝する「Windowsキー」無効化キーを搭載している。
 なお想定市場売価は税込10,000円前後と、同様のメカニカルキーボードの中でも比較的安価な部類と言えるだろう。

Quick Fire Rapid
Quick Fire Rapid
渋めのシルバーカラーを身にまとった「Quick Fire Rapid 茶軸」。パッケージサイズはW380×D210×H45mmとゲーミングキーボードとしてはコンパクト。なおキーボード本体サイズはW355×D135×H35mmで、重量は940g



使い手を選ぶ「Quick Fire Rapid 黒軸」
玄人好みの「黒軸」はプロフェッショナルの証

 「Quick Fire Rapid 黒軸」はCherry MXスイッチ「黒軸」を搭載したメカニカルキーボード。Cherry MXスイッチは設計完了後、それなりに時間が経過しているにも関わらず今にいたるまで高い人気を保っている高品質なメカニカルスイッチだ。「黒軸」はその中でも「茶軸」と並ぶ長い歴史をもちながらも、性格の違う重めの荷重が特徴。ゲーミングキーボードへの採用実績も多い半面、使いこなすのが難しい玄人向けのスイッチとして知られている。
 本体カラーは「茶軸」モデルと同様、シルバー/ブラックの組み合わせを採用。スイッチ以外の基本仕様はシリーズ共通となっている。
 市場想定売価は「茶軸」モデルと同じ税込10,000円前後だ。

Quick Fire Rapid
Quick Fire Rapid
「Quick Fire Rapid 黒軸」は「茶軸」モデルと同様のデザインを採用しており、外観は同モデルと変わらない。基本仕様はシリーズ共通だが、玄人向けのCherry MXスイッチ「黒軸」を採用している



印象的なカラーが特徴の「Quick Fire Rapid 赤軸」
希少なCherry MXスイッチ「赤軸」を搭載

 「Quick Fire Rapid 赤軸」はCherry MXスイッチ「赤軸」を搭載したメカニカルキーボード。「赤軸」は同スイッチの中でも最も遅く登場した経緯から、未だに生産数が少ないという事情がある。既存メーカーでも採用モデルが一部にとどまっている中で、あえてラインナップに「赤軸」を加えてきたところなど「Quick Fire Rapid」シリーズに懸けるCM Stormブランドの意気込みの強さを示すものだろう。
 そして同製品の本体カラーは他の2製品と異なり、キー下地の赤が映えるブラックカラーの印象的なデザインが採用されている。同じく赤でプリントされた本体上の「CM Storm」ロゴも目に鮮やかで、実にビビッドな雰囲気を放ち、机上に設置した際の存在感も抜群だ。
 ちなみに搭載されたスイッチと本体カラー以外の基本的な仕様はシリーズ共通となっている。
 市場想定売価は割高で希少な「赤軸」を採用したこともあり、「茶軸」「黒軸」モデルよりも高い税込11,000円だ。

Quick Fire Rapid
Quick Fire Rapid
下地の赤が映える“ビビッド”な「Quick Fire Rapid 赤軸」は、生産数の少ないCherry MXスイッチ「赤軸」を搭載する。サイズや重量などの基本的な仕様はシリーズ共通

 ここまで「Quick Fire Rapid」シリーズの特徴を大まかにチェックしてきたが、次はより細かい部分に視点を移して同シリーズの魅力を探っていこう。前述のCherry MXスイッチの詳細や「Quick Fire Rapid」ならではの機能など、様々な場所に光を当ててみたい。

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Quick Fire Rapid
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