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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.59 COWON 「X7」検証
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「COWON X7」の操作性をチェック

 「COWON X7」には音量、Mキー、電源/リセット以外にはボタン類がなく、ほとんどの操作はタッチパネル上で行う。タッチパネルに表示されるGUIはシンプルで直感的なものばかり。マニュアルを見なくても簡単に操作できるようになっており、ポータブルメディアプレーヤーをはじめて使うユーザーでも戸惑うことはないだろう。

X7

 それでは、次に主要機能の1つであるサウンド機能をチェックしてみよう。
 「COWON X7」が対応するサウンド形式は、MP3/WMA/OGG/FLAC/APE/WAV。現在主流となっているサウンドファイルのほとんどに対応している。
 また、最近では専用ソフトを使ってサウンドファイルを登録する製品が多いなかで、「COWON X7」では付属のUSBケーブルでPCに接続し、ドラッグ&ドロップするだけで簡単に登録ができる。
 サウンド再生機能は、選曲、巻き戻しといった一般的な操作に加えて、区間リピートや再生速度変更も可能となっている。これらの機能を使えば、語学学習や譜面起こしのような、同じ箇所をゆっくりと何度も聞きたいといったニーズにも対応できる。
 また、大容量ハードディスクを搭載している「COWON X7」では、ファイルが大量になりがちだが、気に入ったファイルを登録しておく「お気に入り」や再生中のファイルの特定位置を登録する「ブックマーク」機能を使うことで、目的のファイルに後から簡単にアクセスすることができる。

X7 X7
・サウンド再生画面。メニューは画面下部の矢印を押すことで切り替わる
X7 ・「MODE」画面では、リピート、シャッフルのON/OFF、機能の適応範囲、再生速度を変更できる
X7 X7
・お気に入り(写真左)やブックマーク(写真右)として登録した曲はリスト化され、後から簡単にアクセスすることができる



「JETEFFECT 3.0」で自分好みのエフェクトを

 最近のサウンドプレーヤーではほとんどの製品にエフェクト機能といくつかのプリセットが用意されおり、曲に合わせて音質を変更することができる。「COWON X7」にももちろんエフェクト機能「JetEffect3.0」が搭載されているが、他の機種に比べるとその性能は非常に強力だ。「JetEffect3.0」では一般的なイコライザ機能だけでなく、音響技術「BBE+」を組み合わせた実に39種類ものプリセットがあらかじめ用意されており、さまざまな曲に合わせて最適な設定を選択できる。
 さらに、そのうち4つのプリセットはユーザー設定が可能となっているため、プリセットに納得できない場合は、自分でお気に入りの設定を探すのも面白いだろう。

X7 X7
・「JETEFFECT3.0」では実に39種類のプリセットが用意されている。そのうち4つはユーザー設定が可能 ・イコライザ設定画面。各バンドの周波数と幅を設定できる
X7 X7
・音響技術「BBE+」設定画面。「BBE」は音を鮮明に、「Mach3Bass」は低音域のブースター、「3D Surrond」は立体音響、「MP Enhance」は圧縮によって欠損したデータを補完できる ・ステレオ機能設定画面。「STE(Stereo Enhance)」は音場効果向上、「Reverb」は残響効果を設定

 最後に完全に主観となるが、「COWON X7」の音質はかなり良好。特に低音に強く全体的に落ち着いた雰囲気の音作りをする印象だ。そのため、J-POPやRockはもちろんのこと、ポータブルプレーヤーが比較的苦手とするクラシック曲の鑑賞もおすすめできる。筆者は小学校から最近まで吹奏楽をやっていたのだが、「Reverb Hall」プリセットでお気に入りの吹奏楽曲を聴くとホールいるような臨場感で鑑賞できるのには驚いた。ただし、このままの設定でJ-POPやRockの曲を再生すると非常にいやらしい音になるので、しっかりと切り替えて使いたい。



「COWON X7」の動画機能をチェック

 サウンド機能についてチェックが終わったところで、次は期待の動画機能をチェックしていきたい。ポータブルメディアプレーヤーとしては、大画面となる4.3インチ液晶や大容量ハードディスクは、サウンドだけで使うには明らかにオーバースペック。やはり動画機能のためのスペックと言えるだろう。対応する動画コーディックはDivX、Xvid、WMV、それ以外の動画に関しては、付属ソフト「Jet Audio」で変換することで再生が可能だ。動画ファイルはサウンドファイルと同様にドラッグ&ドロップでコピーするだけで再生可能となる。
 今回のテストでは、Windows XP Media Center Edition 2005と我が家でまだまだ現役のアナログチューナーで録画したdvr-ms形式の動画を、DivXとWMVに変換し再生できるかをチェックしてみた。エンコードにはTMPGEnc 4.0 XPressを使用し、出力設定は以下の通り。

Spec

 まず、DivXについては今回チェックした動画は解像度に関わらずそのまま再生が可能だった。ちなみに、手持ち動画もいくつか試したが全てそのままの状態で再生することができた。DivX動画に対してはかなり高い互換性といっていいだろう。
 一方WMVの場合、解像度が720×480の動画は再生できなかったものの、640×400以下の解像度のものは再生が可能だった。また、手持ちの動画もいくつかチェックしてみたが、解像度に関わらず再生できない動画がいくつかあった。WMVの動画はDivXに比べると互換性が低いようだ。

X7
4.3インチの大画面液晶での動画視聴は非常に快適。再生中にコマ落ちも発生しなかった。ちなみにテストに使った動画は息子が現在夢中になっているアニメ

 動画再生機能は、巻き戻し、早送りといった一般的な機能に加えて、区間リピート、プレビュー、スクリーンサイズ変更、再生速度変更、静止画キャプチャなど豊富に用意されている。「JETEFFECT 3.0」によるサウンドエフェクトも有効になるため、視聴する動画によって最適な設定を選択したい。さらにオプションのTV-OUTケーブルを購入すれば動画をテレビに出力することも可能だ。

X7 X7
・動画再生メニュー。巻き戻し、早送り、区間リピート、プレビューが用意されている ・動画再生メニューで「MORE」をタッチするとより詳細な操作が可能。「JETEFFECT 3.0」のサウンド設定、再生スピード変更、静止画キャプチャなどもこちらから行う


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X7
・液晶:1600万色、4.3インチワイドタッチスクリーン液晶
・解像度:480×272ドット
・本体サイズ:W78.6×H126.9×D14.5mm
・本体重量:212g
・バッテリー:音楽最大103時間/ビデオ最大10時間
・対応サウンドフォーマット:MP3、WMA、OGG、FLAC、APE、WAV
・対応ビデオファイルフォーマット:AVI、WMV、ASF
・対応ビデオコーデック:DivX、Xvid、WMV

製品情報
 
 
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