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 Home > エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.21 CORSAIR水冷「H80/H100」検証
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マザーボードおよびPCケースへの装着手順(その2)

 「H80」「H100」共通のポンプ一体型ウォーターブロック固定が終われば、あとはラジエーターをPCケースに装着するのみ。「H80」は120mm口径リアファン×1搭載部を、「H100」は120mm口径トップファン×2をそれぞれ利用する。
 装着作業は至極簡単で、ファンが搭載されていた(または搭載できる)ネジ穴を使い、同梱のネジで固定。CPUクーラーメンテナンスホールが搭載されたPCケースならば、立てたり寝かしたりする必要はあるものの、マザーボードを外す事なく換装する事もできる。ただしファンを搭載させたラジエーターはある程度の重量があるため、脱落などでマザーボードを傷つけないよう、できれば2人での作業をオススメしたい。

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120mmファン×2基並列レイアウトの「H100」は迫力満点。いかにも冷えそうな風体は、まさに待望のモデルと言えるだろう
corsair
デフォルトで120mmデュアルファン仕様の「H80」。ポンプ一体型ウォーターブロックが小型化されていなければ、ラジエーターファンと物理的干渉を起こしてしまいそうな程の迫力。なお「H80」のエアフローは、外気をケース内部に吸気するレイアウトが推奨されている



ある程度PCケースを選ぶ「H100」

corsair
編集部の居候、CORSAIR「CC600T」
 120mmファン2基並列搭載、240mmファンスペース対応大型ラジエーターが最大の魅力となる「H100」だが、その大きさなりの「制限」を事前に学習しておかなければならない。特に本気で導入を検討している人にとって、ここからは“読み飛ばし厳禁”のセッションだ。
 実は今回のレビュー用に、編集部所有のCORSAIR「CC600T」を用意した。ミドルタワーPCケースの人気モデルで、優れたメンテナンス性については昨年お届けしたレビューに詳しい。せっかくのCORSAIR「Hydroシリーズ」のテストだけに、同一ブランドに加え、トップ部に120mmファンを2基搭載可能なモデルとなれば、まさにベストマッチ。電源ユニットもメモリも手持ちのCORSAIRブランドで固めてしまおうという算段のもと、意気揚々と撮影を進めていったワケだが、思わぬアクシデントに見舞われた。なんとラジエーターが取り付けられないのである。

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「CC600T」の200mm口径トップファンを外し、「CWCH100」のラジエーターユニットを搭載させてみると、、、
corsair
マザーボードのヒートシンクやメモリがラジエーターファンにぶつかってしまった。つまり同一メーカーから発売されている「CC600T」には「CWCH100」が搭載できないのであった。この手の製品を扱う場合、自称・事前Checkを怠らないタイプの筆者だが、まさにボーンヘッド。とほほというよりショックでしばし呆然

 同一ブランドである事で気が緩み、勝手な決めつけから陥ったアクシデントは完全な当方のミス。とは言え、実際に購入しようと検討している人は事前に手持ちのPCケース(または新規購入の際も同様)の搭載スペースをしっかりチェックしておく必要がある。
 「H100」のラジエーターは、およそ25mm厚(既存モデル「CWCH50-1」と同一)。さらに25mm厚の120mmファンを搭載させるため、実測値で天板から50mmを占有する。通常の汎用ケースファンは25mm厚だが、ファン2基を重ねる事ができるほどのスペースを持つPCケースは意外にも限られている。つまり25mm厚ファン1基が搭載できれば良いという設計のPCケースが多いのだ。

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ラジエーター厚25mmにファン25mmで計50mmの幅が必要。導入の際には、事前にチェック忘れずに(※メーカー公表値のラジエーター厚は27mmとされている)。なお幅は275mm
corsair
敢えて重箱の隅をつつくと、同梱マニュアルのイラストにあるPCケースでは、確実にマザーボードが干渉し、搭載できないはず

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CORSAIR「CC650DW-1」
 この件についてCORSAIRの見解を聞くべく国内正規代理店のリンクスインターナショナルを通して質問をしてみた。すると本件については心得ていたようで、その回避方法として「ラジエーターのみをケース内部に装着し、ファンはメッシュ化されたトップパネル部に搭載させて欲しい」との回答を得た。
 確かにこの方法ならば搭載は可能だが、外部排気エアフローにすると、絶対的に吸気能力が劣り、ラジエーターに十分な風を送る事ができない。逆にラジエーター吹きつけ方向(内部排気)にファンを装着すれば問題は解消するものの、ラジエーターを通した暖かい風をケース内部に送り込むには若干の抵抗がある。
 結論付けると、「CC600T」には条件付きで搭載可能となるワケだが、ここは標準の搭載方法でテストを行うべきと考え、CORSAIRがベストチョイスと太鼓判を押すミドルタワーPCケース「CC650DW-1」を新たに用意。再度「H100」を搭載させてみると、今度はマザーボードと干渉することなく、スマートに装着ができた。
 「H100」は大型ラジエーターを採用するだけに、PCケース選びにはある程度の注意が必要という事を覚えておきたい。

H100
H100
「CC650DW-1」に「H100」を搭載させてみたところ、ラジエーター + ファンとマザーボード搭載スペースには、まだ数センチの余裕があった
H100
一方の「H80」はリア120mmファンスペース搭載型となるため、「CC600T」「CC650DW-1」いずれも難なく装着できる

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logo
H100
ウォーターブロック
サイズ:65×65×40mm
素材:銅(ベースプレート)
ラジエーター
サイズ:122×275×27mm
素材:アルミニウム
重量
---g
ファン
サイズ:120×120×25mm(2基付属)
回転数:1300/2000/2600rpm
風量:46〜92CFM
静圧:1.6〜7.7mm-H2O
騒音値:22〜39dBA
対応ソケット
Intel LGA2011/1366/1156/1155/775
AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2
製品保証
5年間
発売日
2011年8月27日
市場想定売価
税込14,800円前後
製品情報(CORSAIR Memory)
H90
ウォーターブロック
サイズ:65×65×40mm
素材:銅(ベースプレート)
ラジエーター
サイズ:38×120×152mm
素材:アルミニウム
重量
約760g
ファン
サイズ:120×120×25mm(2基付属)
回転数:1300/2000/2600rpm
風量:46〜92CFM
静圧:1.6〜7.7mm-H2O
騒音値:22〜39dBA
対応ソケット
Intel LGA2011/1366/1156/1155/775
AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2
製品保証
5年間
発売日
2011年7月23日
市場想定売価
税込12,980円前後
製品情報(リンクスインターナショナル)
製品情報(CORSAIR Memory)
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