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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.77 SilverStone「RAVEN 3」 〜ルールを再定義〜
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「RAVEN 3」外観ディテールから検証スタート

 製品コンセプトを把握したところで、外観ディテールから順に「RAVEN 3」を隅々までチェックしていこう。なお今回は製品サンプルとして、ゴールドラインモデル「SST-RV03B-W」とグレーラインモデル「SST-RV03B-WA」を用意した。

RAVEN 3
グレーラインモデル「SST-RV03B-WA」。好みの問題に口を挟むのは無粋ながら、代理店が言うように国内ユーザーにはウケがよさそうな印象。さて、どちらに人気が集まるのだろうか
RAVEN 3
外観デザインは「RAVEN 2」のそれを継承。昨年の「COMPUTEX TAIPEI 2010」で発表されたプロトタイプからは全く違う内容に仕上げられている
RAVEN 3 RAVEN 3
ラインカラーはトップパネル末端まで。「V字」のアクセントは、フロントベゼルにもあしらわれており、フラットだった「RAVEN 2」よりスピード感が演出されている
RAVEN 3
ゴールドラインとグレーラインを並べてみたところ。個人のディスプレイ環境により写真からは伝わりにくいかもしれないが、グレーラインはやや濃いめの落ち着いたグレーと考えて頂ければと思う
RAVEN 3
ボトム面にはマグネット着脱機構の防塵フィルターが2枚並んで装着されている。スライド式でもネジ固定でもないマグネット式は、非常に便利。「Fortress SST-FT03」でも採用されていたが、SilverStoneというメーカーはこのようなギミックを生み出す能力には非常に長けている



強化プラスチック製トップパネルと0.8mmSECCサイドパネル

 次にトップおよび両サイドパネル部をチェックする。「RAVEN 3」では両サイドパネルが0.8mm厚のスチール製、トップパネルは強化プラスチックが採用されている。
 素材の使い分けだが、トップパネルにスチールを使用すると重量の問題があり、経年使用による着脱機構(ジェラコンキャッチ)のトラブルにもなりかねない。さらに強度を必要とする部分ではない事から、強化プラスチックが選択されているものと思われる。

RAVEN 3
「RAVENシリーズ」の特徴はボトムからトップ方向へのエアフローレイアウトが作り出す「正圧設計」。この状態を維持するには、トップ面の排気孔が重要な役割を果たす。素材は強化プラスチック製
RAVEN 3
マザーボード90度回転レイアウトを採用することから、通気孔だけでなく、I/O部から伸びる各種ケーブル類を隠すという重要な役割を果たすデザイン
RAVEN 3
デザインさえた通気孔スリットは、縦横の組み合わせにより強度が保たれていおり、プラスチック製ながら決して華奢な印象を抱くことは無い
RAVEN 3 RAVEN 3
トップパネル着脱はジェラコンキャッチ式を採用。I/O部へアクセスする頻度を考慮し、ワンタッチで着脱できるように配慮がなされている
サイドパネルは片側2箇所のハンドスクリューで固定。なお着脱は左右方向ではなく上下方向スライドとなる
RAVEN 3 RAVEN 3
サイドパネル左側面は窓付き。ボトム部の穴は電源ユニット部の通気孔が開けられている。素材は0.8mm厚のスチール製
サイドパネル右側面。CPUカットアウト部の位置には120mmファン(オプション)用穴、ボトム部には電源ユニット部の通気孔というレイアウト

■「RAVEN 3」について聞いてみた(その3)

 強化プラスチック製のトップパネル。その裏側をチェックしてみると、正面右側だけ“間仕切り板”が装着されていた。さて、これはどんな役割を果たしているのだろうか?

Q.トップパネル裏、片側のみに装着されている“間仕切り板”はなんのためにあるのか?


A.メーカー(SilverStone)からの回答

 パネル裏面のこのプレートによって、グラフィックカードの排気がハードディスク搭載場所に漏れてしまうのを防ぎます。(これは、「RAVEN 3」の冷却性能テストの過程で開発されたものです)

RAVEN 3



未使用時の防塵対策となる「ステルス式I/Oポート」

 トップ前部には「ステルス式I/Oポート」なるものが装備されている。これは開閉扉が付けられたI/Oポートで、未使用時にフタを閉めておくこことでコネクタの防塵対策にもなる。なおポートはUSB3.0×2、マイク×1、ヘッドフォン×1となり、USB2.0対応だった「RAVEN 2」に比べ、リリース時期を感じさせるアップグレードがなされていた。

RAVEN 3 RAVEN 3
これがトップ部に装備された「ステルス式I/Oポート」。確かにB-2ステルス戦略爆撃機にも見えるが、言うならば単なるフタ。ポートは両サイドにUSB3.0、内側にマイクとヘッドフォン端子が装備されている
RAVEN 3 RAVEN 3
もうわざわざ紹介するまでもない通称“引き回し”タイプのUSB3.0コネクタケーブル
ネジ2本で固定されていたフロントI/Oユニット内部はカニの甲羅裏側のような印象。メンテナンス用につき、通常バラす必要はない
RAVEN 3
スイッチは正面右がPower、左がReset。押した感覚はいたって普通。ちなみにV字部は白色LEDが発光する



|4つの面で本体を支えるインシュレーター部

 ボトム面に装着されているインシュレーター。重量級PCケースの場合、特にこの設置面は安定性の観点から忘れずにチェックしておきたいポイントだ。
 「RAVEN 3」では、シャーシにネジ留めされたプラスチック製台座に、約3mm厚のゴム製インシュレーターが装着されていた。実際に組み込みを行った後にユサユサと動かしてみたところ、安定感は確保され、きちんと設置されている感触が手に伝わってくる。
 なお「正圧設計」+「煙突構造」の「RAVEN 3」では、ボトム吸気スペースが非常に重要となるわけだが、設置面とボトム面の空きスペースは実測値で40mmだった。

RAVEN 3 RAVEN 3
RAVEN 3
プラスチック製の台座底面には、実測値3mmのゴムラバーインシュレーターが装着されていた。サイズは45×30mm



「RAVEN 3」の付属品もチェックしておこう

 いつものように、付属品もくまなくチェックしておこう。「RAVEN 3」の付属品は白箱に収められている。
 内容はマルチランゲージのマニュアルと、ネジや分岐ケーブル、タイラップ等がジッパー袋に詰められているのみ。ツールフリー仕様を採用する事で、ドライブ固定専用レールなども必要としない分、非常に簡素化されている。再三触れる事ながら、組み込み後にゴッソリ付属品が余る事を嫌う筆者にとって、このシンプルさは非常にありがたい。
 なお決まり文句で恐縮だが、今回紹介するのはあくまで評価機(初期製品版)の同梱品であり、ロットを重ねる事に予告なく数量や色等が変更される場合があるのでご承知置きのほど。(この画像と違っていたからと言って、メーカーや代理店にクレームを言ってはいけない)

RAVEN 3 RAVEN 3
わざわざ白箱に入れる必要も無いと思わせるほどシンプルな付属品
4pinペリフェラル→ファン用3pin×3分岐ケーブル
RAVEN 3 RAVEN 3
ケーブルマネジメントには必須アイテムのタイラップは、細身のブラックカラー
「DOUBLE-SIDE TAPE」(白)「RUBBER」(黒)。光学ドライブに使用するものだが、通常の組み込みでは正直不要。この使い道については、近々FAQで公開するとのこと
RAVEN 3 RAVEN 3
HDD固定用ネジ。ドライブベイが多いだけに、ネジ数も山盛り
マザーボードスタンドオフネジは、内部およびM/Bトレイ側共にインチ径だった
RAVEN 3 RAVEN 3
マザーボード固定および電源ユニット固定兼用のインチネジ
こちらはミリネジ。5.25インチベイはツールフリーだが、用心深い人向けにネジ固定もできるようになっている


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RAVEN 3
RV03
外形寸法
W235×H522×D570mm
重量
11.4kg
カラー
ブラック、サイドパネルウインドウ仕様
対応フォームファクター
SSI-EEB/SSI-CEB/E-ATX/ATX/MicroATX
素材
強化プラスチックケース、0.8mmスチールボディ
ドライブベイ
5.25インチ×7、3.5インチ×10(6台は5.25インチアダプタ使用)、2.5インチ×2
拡張スロット×8
ファン
底面吸気:180mm×2(AP181 700/1200rpm、18/34dBA(120mm×3互換)
上部排気:120mm×1(900rpm/18dBA)
前面:120mm×4ファンスロット
側面:120mm×1ファンスロット
背面:120mm×1ファンスロット
フロントI/Oポート
USB3.0×2、オーディオIn/Out
電源ユニット
別売り

製品情報(マスタードシード株式会社)
 
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