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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.122
実用的スーパーフルタワー
Blackhawk-ULTRA検証
2012年2月28日 10:15
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 今回は「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」初登場となる、アメリカのPCパーツメーカー、Rosewill社のスーパーフルタワーPCケース「Blackhawk-ULTRA」を取り上げる。フルタワーの上に“スーパー”が付くだけあって、そのサイズはとにかく巨大。編集部に評価機が到着したとたん、たちまち一角を“占領する”ビッグサイズには圧倒されっぱなしだ。
 とかくそのスタイルは大味に見られがちだが、実機に触れるとミドルタワー上位モデルと遜色ない質感と設計に“イマドキ”PCケースを十分に感じさせる。ライバルの少ないスーパーフルタワーPCケースカテゴリを「Blackhawk-ULTRA」は席巻する事ができるのだろうか。

Blackhawk-ULTRA
「Blackhawk-ULTRA」市場想定売価税込22,800円(12月1日発売)



Rosewillとは?

Rosewillロゴ
 検証を始める前に、まずはRosewill社について簡単に触れておこう。
 アメリカ・カリフォルニア州に本拠地を置くRosewillは、PCケースや電源ユニット、ゲーミングキーボードなどを扱うPCパーツメーカー。以前、ごく一部の製品が国内市場で販売されていたが、本格参入を果たしたのは2010年7月株式会社アスク(本社:東京都千代田区)が国内正規代理店になってからのこと。古くからの自作ユーザーにとっては、“新興企業”というイメージがあるかもしれないが、同社のウェブサイトを見ると、国内では未発売のパーツが数多くラインナップされており、とても昨日や今日のメーカーではない事がわかる。(プロダクトカテゴリには“Health Care”などもあり、家電製品にも食指を伸ばす)
 積極的にPCパーツを市場に投入するアスクだけに今後、日本市場にマッチしたRosewillブランドの製品が日を追って増えていくことになるだろう。



スーパーフルタワーPCケースの需要

 本来、フルタワーPCケースという切り分けは曖昧で、マザーボードのように規格が厳密に決められているわけではない。つまりメーカーが勝手にそう呼んでいるだけで、「これはミドルタワーじゃないのか?」と誰もが思うサイズでもインパクトが欲しいあまりに“フルタワー”と言い切ってしまった例は、これまでにも枚挙に暇がない。だが今回の主役「Blackhawk-ULTRA」は誰もが認めるフルタワーPCケースだ。
 近頃フルタワーPCケースの種類は減少傾向にある。そもそも畳の枚数で部屋の大きさを表現する我が国の住宅事情から、これほどの巨大なPCケースを易々と設置できるスペースがそうあるとも思えず、ニッチな需要になりつつある。
 さらに「ハイエンド=E-ATX」という時代は今や昔。技術の進歩によりATXサイズでも十分にハイエンド構成が組める事から、コンシューマ市場において、その存在価値は薄くなりつつある。



スーパーフルタワーPCケースの利点

 とは言うものの、悪い事ばかり挙げていくと、本稿の意味が無くなってくるため、一転ここからはフルタワーPCケースの利点を挙げてみたい。
 フルタワーPCケースは、E-ATXマザーボードを搭載させるためだけのものではなく、ひとまわり小さいATXマザーボードをチョイスする事で、広大な内部容積の恩恵を随所に受けることができる。

1) ケース内部容積が広く、組み込みがし易い
2) 構成部品の物理的干渉の心配が軽減される
3) 熱源同士の距離が保たれ、熱籠もりしにくい
4) 複数台のドライブが収容できる
5) ファンが複数搭載できるため、高いエアフロー能力が得られる

 これらの利点は、すべて内部容積の広さによるもので、ATXサイズのPCケースでネックになる課題をいとも簡単にクリアしてしまうワケだ。
 設置場所さえ確保できれば、フルタワーPCケースにATXマザーボードという組み合わせも十分検討に値する。ちなみに設置場所もさることながら、組込を行うスペースも広大になること、さらに組み上がったPC本体の重量が20kgを軽く超える点は覚悟しておこう。

Blackhawk-ULTRA
上から見下ろさなければ、普段撮影に使う背景紙からはみ出てしまうビッグサイズ
スーパーフルタワーの片鱗をうかがわせる本体背面。水冷ホース用ホールもストレスなくレイアウトできるよう、複数用意されている
カラーは内外装共にブラック。内部は広大な容積を生かし、大口径ファンが多数搭載されていた。ドライブベイも大迫力だ

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Blackhawk-ULTRA
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