returns to
エルミタージュ秋葉原
 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」
 Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.101 自作派にもオススメできるBTO eX.computer「Aero Mini」検証
the Voices 秋葉原Shop生の声
the Price アキバShopプライス画像掲示板
Special Price アキバShop特価品情報
PC Calender エルミタージュ的ロードマップ
Press Room リリース・トピックス・情報
Database エルミタージュ的データベース
Shop List 秋葉原Shopリスト
Akihabara Map 秋葉原Shop地図
Manufacturer List PCパーツメーカーリスト
Paet-time Job PC業界リクルート情報
Research 店員に聞く
携帯版エルミタージュ秋葉原
広告掲載について
情報・リリース窓口
About Us エルミタージュ秋葉原
 
title
 
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.101
自作派にもオススメできるBTO eX.computer「Aero Mini」検証
2011年10月19日 0:00
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」101回目は、従来とは少々趣が異なるアイテムをチョイスした。
 これまで数々のPCパーツを“エルミタ的”に検証してきたが、今回はコーナー初となる「プライベートブランドPC」を取り上げてみたい。
 自作派を自認する読者諸氏の多くは「完成型PC」をやや遠目に見る傾向がないだろうか。実際、筆者も例外では無く、これまで1度もその手の製品に触れた事は無かった。とは言え、アキバでのここ数年のプライベートブランドPCのラインナップには勢いがある。ちょっと気になる存在ではあった。
 そこで今回は、編集部に届けられた「eX.computer」ブランドの新型モデル「Aero Mini(エアロミニ)」シリーズを、ばっくり開けたり稼働テストを行ったりと隅々までチェックしてみよう。


そもそも“プライベートブランドPC”とは?

 プライベートブランドPCは、俗に言う“ホワイトボックス”で、量販店などで販売されているメーカー製PCとは一線を画す完成型PCを指す。
 「自作派」視点から両者の違いを明確にしておくと、前者は自作パーツショップの知識や経験が色濃く現れた、“より自作に近いPC”と言える。その理由を挙げておこう。

(1)構成パーツのブランド名開示
 例外はあるものの、近頃のプライベートブランドPCでは、積極的に採用パーツのブランド名および製品型番が開示される事が多くなってきた。これは他社モデルとの差別化だけでなく、なにより得体の知れないパーツではないと雄弁に語り、“信頼性の高さ=安心感”に大きく貢献する。

(2)自作にも引けを取らない「自由度」
 ズバリ「自由度」。これは自作最大の魅力である。メーカー製PCではなかなできない、自作ならではのプラットフォームが、昨今ではプライベートブランドPCで平然とラインナップされている。今回の主役となるMini-ITXフォームファクタ「エアロミニ」シリーズなど、その最たるモデルだ。

(3)ゲーマー向けPCなど、ハイエンド構成モデルの存在
 次にプライベートブランドPCの“華”、「ゲーミングPC」とカテゴライズされるモデルの存在。プライベートブランドPCの多くは、特定ゲームタイトルの推奨スペックを満たしたPCを数多くラインナップさせている。推奨を謳う事で純粋にPCゲームを楽しみたいという目的を持った人には最適であり、さらに購入特典などの付加価値が用意されている場合もある。高い描画能力が要求されるPCゲーム向け推奨PCは、ハイエンドグラフィックスカードが搭載される事も多く、メーカー製PCでは手に入らないGPUがチョイスできる。

(4)購入前・購入後のカスタマイズ
 プライベートブランドPCの多くは、購入前に構成パーツをカスタマイズできるようになっている。予算や使用用途に合わせ、CPUの変更をはじめ、HDD・メモリ・電源ユニット容量の増強、水冷システム導入やPCケース自体が変更できる場合もある。パーツ選定に関しては、限りなく自作感覚に近い
 さらに購入後のカスタマイズも基本的に自由である点は大きなメリットだ。通常メーカー製PCはカスタマイズ=改造行為とみなされる。その点プライベートブランドPCはある程度寛容で、サイドパネルを開けた時点で即保証対象外といった制約はない。ただし“基本的に”とするのは、カスタマイズにおけるユーザー側の過失は当然保証対象外であり、増設によりPC自体の保証が無くなる事はないものの、常識的な範囲に限られる事は心得ておきたい。



“Design from AKIBA” eX.computer「エアロミニ」シリーズ

 プライベートブランドPCのメリットを再確認したところで、早速今回の主役にご登場いただこう。
 編集部の机上に鎮座する「エアロミニ」シリーズは、ツクモブランドを展開するヤマダ電機グループである株式会社ProjectWhiteの“プライベートブランドPC”。シリーズ名でも想像できるように、このモデルはコンパクトなMini-ITXフォームファクタのオリジナルPCだ。
 「エアロミニ MI5J-C33/S」(執筆時での基本構成売価は税込59,980円)は、“小さい・速い・使いやすい デスクトップ並の性能を詰め込んだミニPC”をキャッチに、2011年9月22日より販売が開始された。

【関連記事】
[リリース] ツクモ、ASUSTeK製「P8H61-I」を採用した省スペースデスクトップPC2機種発売(2011/9/22)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201109/22_02.html
Aero mini
eX.computer 「エアロミニ」シリーズ

 今回の評価機は、その「MI5J-C33/S」ベースにカスタマイズが加えられたモデルで、OSがWindows 7 HomePremiumからProfessionalに変更されていた。ちなみにカスタマイズで加算される金額は税込3,999円也。その他詳細スペックは以下の通りだ。

eX.computer エアロミニ レビュー用評価機 基本スペック
CPU Intel「Core i5-2400」
(クアッドコア/3.1GHz/TB時最大3.4GHz/6MB/VT対応)
対応ソケット Intel LGA1155
マザーボード ASUSTeK「P8H61-I R3」
(Intel H61 Express/Mini-ITX)
拡張スロット PCI-Express2.0(x16)×1
ストレージ SATA2.0(3Gbps)×4
メモリ DDR3-1333 DDR3 SDRAM 4GB(最大16GB)
SanMax「SMD-4G68H1P-13HZ」/CL9-9-9-28)
グラフィック機能 Intel HD 2000 Graphics(内蔵グラフィックス)
(D-Sub15/DVI-D/HDMI)
HDD WesternDigital「WD10EARX」
(1TB/SATA3.0/6Gbps/バッファ64MB)
光学ドライブ DL対応DVDスーパーマルチドライブ
LG「GH24NS70」/書込ソフト付き/SATA)
LAN ギガビットLAN Realtek RTL8111E
オーディオ VIA VT1708S 8-Channel High Definition Audio CODEC
PCケース eX.computerオリジナルITXケース
(ブラック/BM643B)
電源ユニット 160W
インターフェイス 前面:USB2.0×2/マイク入力×1/ヘッドフォン出力×1
背面:PS/2(マウス/キーボード)×1/USB3.0×2
USB2.0×4/DVI-D×1/D-Sub×1/HDMI×1
アナログオーディオ入出力
OS Windows 7 Professional 64bit正規版 with Service Pack1
その他 マカフィー・インターネットセキュリティ90日期間限定版
入力デバイス オプション
モニタ オプション
外形寸法 W112×D260×H264mm(突起部含まず)

 CPUはミドルクラスユーザーにも人気のIntel「Core i5-2400」で、マザーボードにはASUSTeK「P8H61-IR3」(Intel H61 Express/Mini-ITX)を採用。メモリにはSanMax「SMD-4G68H1P-13HZ」(DDR3-1333)4GB×1枚が搭載され、カスタマイズにより最大16GBまでサポート。その他、WesternDigital「WD10EARX」1TB HDD、LG「GH24NS70」DVDスーパーマルチドライブなど、いずれも“得体の知れた”メジャーブランドで構成されている。
 Mini−ITXフォームファクタのミニPCながら、各種カスタマイズメニューが豊富に用意され、前述のプライベートブランドPCのメリットを存分に備えていると言えるだろう。
 「エアロミニ」シリーズの素性を知ったところで、次はいよいよ本体のチェックを行ってみたい。

Aero Mini
eX.computerのウェブサイト。「MI5J-C33/S」は制約の多いMini-ITXフォームファクタながら、多くのカスタマイズメニューが用意されていた。好みの構成にてチェックを付けていくと、本体金額が自動計算される。ちなみに執筆時点での納期は3日(土日祝日などを除く)で、なかなかの短納期

toppage 次のページ
 

 
logo
Aero mini
[MI5J-C33/S](ベースモデル)
基本構成売価税込59,980円
製品情報(eX.computer)
 
オピニオン
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」Vol.6 忘れた頃にやってくる エルミタ的成田空港現場対談 2011 秋
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.5 GIGABYTE製マザーボードのアレコレを台湾本社"PV"に直撃インタビュー
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.4 帰ってきたエルミタ的成田空港現場対談 Intel 6シリーズ不具合問題とその顛末。前編(2011/3/21)
Antec スコット・リチャーズ氏に聞く「Antecはオーディオ市場に参入する」(2010/12/14)
2011年は反転攻勢へ! 日本Shuttleの偉い人 伊藤氏に聞く(2010/11/30)
注目の"倒立型PCケース"新作発売直前 SilverStone本社STAFFに聞く(2010/10/8)
オススメ
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.100 正統進化を果たしたMSI最上位マザーボード「Z68A-GD80(G3)」の実力
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.99 GIGABYTEマザーボードの「独自機能」と「こだわり」再考
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.98 進化して編集部に帰ってきたMini-ITXケース In Win「Wavy II」
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.97 GeILのちょっといいメモリ「Enhance Plus」シリーズの実力はいかに
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.96 常に高速な転送速度を実現するKingston HyperX SSD「SH100S3」シリーズの実力
エルミタ的「一点突破」 PCケース編 Vol.7 改良か?改悪か? Antec「SOLO II」 1stインプレッション
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.95 OCZ RevoDrive3 X2シリーズでリード1500MB/s、ライト1250MB/sの世界を体感する
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.94 トリプルディスプレイ環境を身近にするZOTAC「GeForce GTX 560 Multiview」を試す
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.93 MSI「A75MA-G55/A75A-G35」で、AMD Dual Graphicsの効果を試す
エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.21 CORSAIR水冷「H80/H100」検証
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.92 老舗メモリブランドの視点 Patriotは今、こう考えている。
 
GDM Copyrightc1997-2010 GDM Corporation All rights reserved 掲載記事の無断転載を禁じます