エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.12

今年もやってきた。SilverStoneに聞く、2012-2013の新戦力と展望。

2012.10.16 更新

文:GDM編集部 Tawashi/絵踏 一

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket
去る10月6日(土)、アキバナビスペースにて、マスタードシード株式会社主催のイベント「SilverStone新製品発表会 2012秋」が開催された。毎年の恒例行事ともいえる同イベントには、台湾本社からもスタッフが来日。エルミタではこちらも恒例となりつつあるインタビューの機会を得ることができた。年末年始を睨んだ新製品の動きを中心に、様々な話が聞けたので早速お届けしたい。
インタビュー翌日に開催された「SilverStone 新製品発表会 2012秋」。新たにアキバナビスペースへ場所を移しての開催となったが今年も盛況のうちに幕を閉じた

今年もイベント前日という多忙な中、取材に応じてもらったのはエルミタ取材のレギュラーとも言えるほど数回に亘って登場して頂いているマーケティング・マネージャーのTony Ou氏。SilverStone製品のことならなんでも答えてくれる。

マーケティング・マネージャーのTony Ou氏。かなりの自作マニアであることは知っていたが、今回レース好きという新たな趣味が判明。ゲームだけでなく観戦も好きという同氏だが、そこには意外な秘密が隠されていた

やっぱりそうだった!?「それはサーキットの名前です」

  • 編集部:
     SilverStoneへのインタビューも今年で3回目となりました。まずはお決まりの質問となりますが、この1年を振り返って売れ行きはいかがでしたでしょうか。
  • Tony氏:
     去年と同じくらいの水準と言えますが、ここへきて若干ですが落ちてきているかもしれません。
  • 編集部:
     それは日本市場だけですか?
  • Tony氏:
     いえ、世界的な規模です。中でも一番の要因はユーロ圏のマーケットが落ちているため、全体の足を引っ張っているというのが現状です。
  • 編集部:
     ではお膝元の、台湾の自作PC業界はどうでしょうか?
  • Tony氏:
     どこも同じだとは思いますが、やはりスマートフォンやタブレットの勢いが良いですね。自作PCについては特別、弱まった印象は受けていません。昨年同様といったところでしょうか。
  • 編集部:
     逆に台湾から見る日本の自作市場はどのように映っていますか?
  • Tony氏:
     少し元気のない印象を受けますが、景気のせいでしょうか。また何処とは言えませんが、台湾では好調に見えるメーカーも日本では比較的おとなしいという印象も受けました。いずれにせよハイエンド志向のユーザーが多いという傾向は今まで通りだと思っています。
  • 編集部:
     マーケットシェアに変化はありますか?
  • Tony氏:
     北米と日本を中心としたアジアが主力という点で変化はありません。
今回インタビューの際には残念ながら同席できなかったものの、イベント当日はもちろん参加していたセールス・アシスタント・マネージャーのSandy Fu氏(写真右)とセールス主任のViVi Tseng氏
  • 編集部:
     Microsoftの新OS「Windows 8」がそろそろ発売ですが、台湾の自作PC業界の反応といいますか期待などはあるのでしょうか。
  • Tony氏:
     やはりタブレット向けという印象が強く、自作PC業界としての期待感はあまりないですね。
  • 編集部:
     そのあたりは日本も同じです。では、ゲーミング市場はどうでしょう?SilverStoneがゲーミングデバイスに分野へ進出するような計画はありますか?
  • Tony氏:
     現時点ではありません。以前、ゲーミングマウスを企画したこともありましたが、やはりそれらに詳しい専門家が必要ですので難しいですね。
  • 編集部:
     Tonyさん自身はPCゲームはやるのですか?
  • Tony氏:
     ええ、レースゲームなどやりますよ。ハンドル型コントローラーも持っています。
  • 編集部:
     それはなかなか本格的ですね。そういえば今日から鈴鹿サーキットで日本GPが開幕しましたね(取材日は2012年10月5日)。注目されていますか?
  • Tony氏:
     M.シューマッハも引退表明しましたし。鈴鹿のレースは特に有名ですし、観ていて面白いコースですので毎年気になりますね。そういえば、SilverStoneという社名はイギリスのシルバーストン・サーキットを参考にしたと聞いたことがあります。
  • 編集部:
     それは驚きました。まさかとは思っていましたが、やはりそうだったのですか。
  • Tony氏:
     もうひとつ面白い話をすると小型PCケースシリーズ「SUGO」ですが、あれは宮城県にあるサーキットの「SUGO」から頂きました。さらに“Super”と“Go”を掛け合わしたという意味もありますが。「SUGO」はコンパクトなコースですよね。製品も小型のものですので、ちょうど良いと思いました。
  • 編集部:
     また随分とマニアックなところから取りましたね。ということはPCケースシリーズのネーミングはTonyさんが考えるのですか?
  • Tony氏:
     そうですね。大抵の場合は自分が考えます。なにか良いアイデアあったらお願いしますよ。
  • 編集部:
     やはり“Spa”じゃないでしょうか(笑)、有名すぎますかね。
totop